妊娠による姿勢および足部アーチの経時的変化と腰痛との関連
Project/Area Number |
21K10876
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
早狩 瑶子 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30634711)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 妊婦 / 腰痛 / 骨盤傾斜角度 / 胸椎後彎角度 / 腰椎前彎角度 / 足部アーチ高率 / 足底接地面積比率 / 助産師 / 骨盤傾斜 / 足部アーチ / 足底接地面積 / 腰椎前彎 / 胸椎後彎 / 姿勢 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、妊娠中の腰痛の原因の一つとされている妊婦の姿勢に着目し、その経時的な変化と腰痛との関連について明らかにすることを目的とする。 正常な妊娠経過で単胎妊娠の妊婦30名を対象に、妊娠初期・中期・後期・出産後4週間と経時的に足部アーチ高率、脊柱アライメント(胸椎後彎角度、腰椎前彎角度)、骨盤傾斜角度の測定と対象者の属性および腰痛についての質問紙調査を実施する。 統計解析を行い、妊娠による妊婦の姿勢と足部アーチの変化の実態を明らかにし、妊婦の有する腰痛との関係性について検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
妊娠期の腰痛は約50~70%の妊婦が経験する代表的な不快症状である。その原因は、リラキシンなどのホルモン分泌による関節や靭帯の弛緩と、増大する腹部による姿勢の変化であるといわれている。本研究では、妊娠中の腰痛の発症原因である妊娠経過による姿勢および足部の経時的変化と、妊娠期に発症する腰痛との関連を明らかにすることを目的とする。 これまでに、妊娠初期・中期・後期に妊婦の脊柱アライメント(胸椎後彎角度、腰椎前彎角度)、骨盤傾斜角度、足底接地面積比率、足部アーチ高率を測定し、併せて妊娠期に発症する腰痛についての質問紙調査を行った。その対象者の中から協力の得られた女性を対象に、出産後1年の時点での測定調査を行った。測定項目については妊娠期と同じである。また、妊娠期の女性の姿勢や足部の特徴を検討するにあたって、妊娠していない女性の姿勢や足部の特徴と比較するため、女子大学生を対象とした姿勢と足部の測定調査を実施した。 これらの収集したデータから、ある程度の特徴が明らかになったため、2023年度は新たなデータ収集を行わずに、論文や研究発表にて研究成果を報告した。一つ目に、妊娠期の姿勢と足部の経時的変化についての論文が学術雑誌に掲載された。2つ目に、出産後1年までの姿勢と足部の経時的変化について、学術集会にて研究報告を行った。現在は、女子大学生を対象とした姿勢と足部の変化について、論文の投稿に向けて準備しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度まで新型コロナウィルス感染症をはじめとした感染症の流行の影響で、協力対象者を見つけることが難しい状況が続いた。新たなデータ収集を行うことは難しい状況であること、収集したデータからある程度の特徴が明らかになったこともあり、当初の予定を早めてこれまで収集したデータを分析して研究成果を報告することにしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はまだ途中になっている研究成果の報告を今年度中に行うようにする。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)