Project/Area Number |
21K10909
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
|
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
村端 真由美 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (30363956)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 久子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00230285)
加藤 はる 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 主任研究官 (00273136)
妹尾 充敏 国立感染症研究所, 細菌第二部, 室長 (20646624)
内田 恵一 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (30293781)
小池 勇樹 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (10555551)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 感染予防看護 / Clostridioides difficile / 小児 / 炎症性腸疾患 / 在宅療養 / 学校生活 / 感染予防 / 支援 |
Outline of Research at the Start |
IBD患児のQOL向上を目指した支援方法の構築を行うことを目的に以下の4点に取り組む。 ①糞便検体からのC. difficile消化管保有の実態の明確化、②患児や家族からの面接から、患児の自宅および幼稚園や学校における排泄ケアや感染予防対策の実際の明確化、③現地視察およびIBD患児の通う幼稚園や学校の関係者(担任や養護教諭など)からの面接により、患児が通園・通学する上での配慮や苦慮していることの明確化、④上記①~③を踏まえ、IBD患児の自宅および幼稚園や学校等における感染予防を考慮した支援方法の構築を行いC. difficile 感染の減少およびIBD患児のQOLの向上を目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は小児における医療関連感染予防対策の取り組みとして、これまで明らかにしてきた入院中のがん患児及び潰瘍性大腸炎、クローン病等の炎症性腸疾患(IBD)患児のClostridioides difficile 消化管保有の検討をもとに、在宅療養中のIBD患児のC. difficile 感染予防の実践状況を明らかにし、C. difficile感染の減少およびIBD患児のQOLの向上を目指した支援方法の構築を行うことを目的とする。 令和4(2022)年度は、三重大学医学部附属病院およびあいち小児保健医療総合センターに入院・通院中の5~15歳の炎症性腸疾患患児(潰瘍性大腸炎およびクローン病)を対象に C. difficile 消化管保有の実態調査を行ってきた。既存の研究からの継続的なデータ収集であるが、これまでに19名の患児からの継続調査を行っているが、今年度は新規患者を得ることができなかった。また、19名中18名は潰瘍性大腸炎の患児であり、クローン病患児の対象が少ない状況である。さらに、小児が通う幼稚園や学校等において、排泄ケア環境の実際や患児及び学校関係者(教諭等)へのインタビュー調査を予定しており、その準備として、研究分担者や研究協力者との調整および三重大学医学部での研究倫理審査委員会への申請を行なった。 令和5(2023)年度には、IBD患児へのインタビューやIBD患児が通う学校関係者へのインタビューおよび学校へ出向いた調査を実施できるように準備を行う予定としている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者数を増やすことはできていないことに加え、学校現場との連携・調整が進まず、倫理審査委員会の承認は得たものの、次の段階の実態調査に進めていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5(2023)年度は、前年度からの継続として、IBD患児への調査を行う。 具体的には、三重大学医学部附属病院およびあいち小児保健医療センターに入院または通院中のIBD患児を対象に長期的かつ継続的にC. difficile 消化管保有およびC. difficile 消化管保有の実態を明らかにする。 試料の分析は、三重大学、三重病院(研究代表者が研究員として細菌学的検査の解析フィールドとしている)、国立感染症研究所にて実施する。 加えて、IBD患児及びその患児が通園通学する学校での日常生活の様子や排泄ケアに関する調査を行い、その問題点を明らかにする。 令和5(2023)年度以降には、IBD患児が通園通学する幼稚園や学校に出向き、排泄ケア方法の実際や教諭からのインタビュー調査を行い、患児の求める方法と学校関係者が考える内容の比較検討を行っていく。
|