Project/Area Number |
21K10923
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
荒井 洋子 獨協医科大学, 看護学部, 講師 (60406238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常盤 洋子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (10269334)
北原 慈和 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (20714728)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 意味づけ / 概念分析 / 生殖看護 / 不妊治療終結期 / 不妊体験 / 看護相談モデル |
Outline of Research at the Start |
「意味づけ」とは、臨床心理学の研究領域において、あるストレスフルな出来事に直面した後の適応過程を説明する概念として提唱され注目されている。悲嘆や喪失体験からの回復過程において、意味づけは重要な要素であることが言われている(Nerken,1993)。 治療終結期の支援をどのように行うかは、医療者にとっても大きな課題となっている。そこで、本研究では、不妊治療終結期にある女性への具体的な支援方法として、「意味づけ」に焦点を当て、今後「意味づけ」を臨床で実践できる根拠資料とすることを目的とする。最終的には、不妊治療終結期にある女性へ「意味づけ」を支援する看護相談モデルを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、当初、看護相談モデルを作成し、不妊治療終結期の女性への介入研究を予定していた。しかし、不妊治療終結期にある女性の不妊体験について文献レビューをした結果、妊孕性への自信喪失や身体的・精神的限界を認識しており、治療を何年も前に終えているにも関わらず、具体的でリアルな気持ちが鮮明に語られていた。さらに、終結に至る決断(意思決定)が容易ではないことが分かった。よって、この時期への介入は、更なる心理的負担となると考えられる。よって対象者を不妊女性から看護者へ変更し、「意味づけ」を支援する看護相談モデルの開発に計画を修正した。意味づけの概念分析の結果、積極的傾聴を通じて体験の振り返りを行うことは、意味づけの過程を支援すると同時に、看護者が対象の意味づけの程度を理解する手段となり得るとの結果を得た。よって、意味づけは看護実践に適用可能であることを示しており、これを通じて看護者は対象の体験をより深く理解し、対象が直面する困難に対して意味を見出すための支援を提供できると考えられる。よって、生殖補助医療を受療する女性の不妊体験における意味づけを支援する看護相談モデルを看護者を対象に開発し、概念分析で得られた結果をもとに、内容妥当性および表面妥当性の検討を行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
看護相談モデル開発に向けて、2023年度は、予備調査まで終了している予定であったが、思うように進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、看護相談モデル開発に向けて、質問紙等の内容妥当性や表面妥当性について検討を進めているところである。生殖医療に携わっている看護者に対する調査となるため、研究分担者と十分に話し合いをし、進めていきたいと考える。最終年であるため、論文の投稿や海外での研究発表も予定している。
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