Project/Area Number |
21K10999
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
三上 千佳子 宮城大学, 看護学群, 准教授 (90549990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 淳子 宮城大学, 看護学群, 教授 (50157450)
高橋 和子 宮城大学, 看護学群, 教授 (00315574)
原 瑞恵 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (10527427)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 在宅人工呼吸療法 / 災害 / 支援者 / 子ども |
Outline of Research at the Start |
在宅人工呼吸療法中の子どもは,災害時に重大な健康障害を引き起こすリスクを抱えているが,その家族は,自助ならびに地域の共助システムを有効に活用できない課題を抱えている。このような子どもと家族を災害準備期から支えているのが地域の支援者である。しかし,支援者の抱える課題について十分に研究されておらず,支援者の抱える課題やニーズに即した支援方法の検討が重要な課題である。本研究では,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の災害支援を経験した支援者による活動の実態や支援者が捉えた子どもと家族の支援ニーズを明らかにし,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の支援者に対する災害サポートプログラムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の支援者のための災害サポートプログラムを開発することである。この目的を達成するために,災害の準備期ならびに自然災害発生時において,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の支援を体験した経験者による活動の実態を明らかにし,支援者が捉えた在宅人工呼吸療法中の子どもと家族への支援の課題と支援ニーズを明確にする。そのうえで,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の支援者に対する災害サポートプログラムを開発する。 令和4年度は,地域で災害支援を担っている方々へのヒアリングを行った。その結果,ヒアリングを行った地域では,災害支援の経験のある支援者はおらず,支援者になっていただく方を募ることから始める必要があることが考えられた。また,地域によっては,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族は,災害時は避難することを検討しておらず,自宅で過ごすことを希望しており,地域住民からの支援を希望していないといった思いも聞かれた。災害時大人一人では在宅で人工呼吸器を使用している子どもを連れて逃げることができないこと,近隣の方が手を差し伸べてくれるが,人工呼吸器を使用している子どもへの関わり方を知らないため支援を頼めないこと,避難すること自体をあきらめる保護者がいること等がある。これらのことから,支援者のニーズを聞き取りする前に,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の災害時の支援ニーズを明らかにし,支援者となりうる方々と繋がっていける支援方法の検討の必要性が考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度は,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の災害時の支援を体験した経験者による活動の実態を明らかにするために,支援者を紹介していただけるよう,地方自治体職員等にヒアリングを行ったが,支援者にあたることができなかった。そのため,令和4年度は新たに,地域で災害支援を担っている方々へのヒアリングを行った。その結果,ヒアリングを行った地域では,災害支援の経験のある支援者はおらず,支援者になっていただく方を募ることから始める必要があることが考えられた。また,地域によっては,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族は,災害時は避難することを検討しておらず,自宅で過ごすことを希望しており,地域住民からの支援を希望していないといった思いも聞かれた。そこで,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の災害時の支援ニーズを確認するために,医療的ケアを要する子どもと家族の災害時の体験について文献検討を行った。その結果,災害時大人一人では在宅で人工呼吸器を使用している子どもを連れて逃げることができないこと,近隣の方が手を差し伸べてくれるが,人工呼吸器を使用している子どもへの関わり方を知らないため支援を頼めないこと,避難すること自体をあきらめる保護者がいること等が明らかになった。これらのことから,支援者のニーズを聞き取りする前に,在宅人工呼吸療法中の子どもと家族の災害時の支援ニーズを明らかにし,支援者となりうる方々と繋がっていける支援方法の検討の必要性が考えられた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は,在宅人工呼吸療法中の子どもの家族へのインタビューを行い,災害時の支援ニーズを明らかにする。そのうえで,支援者にどのような支援を望むのかを検討する。さらに,災害時に地域で支援者となりうる方々の「支援者となること」についての思いを聞き取り,地域住民が災害時支援者として活動することの課題を明らかにする。
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