Project/Area Number |
21K11015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
白尾 久美子 日本福祉大学, 看護学部, 教授 (80269703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺澤 真由 日本福祉大学, 看護学部, 助手 (20878342)
丸山 陽子 日本福祉大学, 看護学部, 助手 (60878388)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 診療所看護 / 外来看護 / 生活課題 / 都市部 / 一般診療所 |
Outline of Research at the Start |
診療所の外来看護には、診療の補助、療養支援、地域住民の健康を支えるために欠かせない地域生活支援がある。地域生活支援には生活課題への対応があり、早期発見し適切な専門職へつなぐことが重要となる。都市部の診療所は、へき地診療所と比べて、支援に必要な社会資源は整備されているが、地域内の関係の希薄化は顕著であり、生活課題への対応の実態は不透明である。本研究は、都市部の診療所の外来看護における、生活課題の発見・連携に向けた取り組みの実態を明らかにすることを目的とする。 本研究は、質的記述的研究および量的記述的研究の2段階により、診療所の外来看護における生活課題への発見と連携の実態を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、都市部の診療所外来において、看護師がどのような生活に関わる課題に気づき、支援に向けた取り組みをされているのか明らかにすることである。 研究対象は、都市部の診療所に従事している、診療所での経験が通算5年以上の看護師である。本研究では生活に関わる課題については、痴呆の進行、老々介護、介護困難、育児困難、生活困窮、引きこもり、虐待、DV、性暴力被害など様々な生活に関わる解決すべき問題であると定義している。面接の際には、生活に関わる課題について、「気になる」という表現を使用している。面接内容は、診療所外来での通算の経験年数と、診療所が標榜している診療科を尋ね、 どのような患者さんやご家族に対して、気になると感じるのか、対応が必要であると感じた場合の対応内容、現在困難に感じていることを尋ねる。 今年度末までに、10名の看護師に協力が得られ、面接調査を実施している。面接時間は、30分から45分程度である。現在、5名の看護師より協力の意思が確認できており、今後、面接予定である。 分析はコード化のみではあるが、面接内容より、都市部においても、地域の特性、診療所が持つ機能により、生活課題への対応がかなり異なることが見えてきた。来院する患者の特性が、診療所の地域の居住者か、就業者かにより、地域との連携の仕方が容易となる場合と、困難になる場合があることも明らかとなってきた。今後は、分析をさらに進め、今年度末までに、論文としてまとめたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度がCOVID-19により面接調査の開始時期が影響し、現在においても予定していた面接人数に達していない。また、縁故法により対象者を依頼しているが、都市部に限定しているため、スムーズには紹介が得られず、対象者の獲得に1年以上を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度末までに、結果を分析し、論文作成を行う。 次年度に向けて、本研究課題に関する、量的研究を予定しているため、分析結果を基に、質問紙の作成に着手したい。
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