Project/Area Number |
21K11242
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
鬼頭 佳彦 佐賀大学, 医学部, 准教授 (60381787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 裕一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (50530185)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 大腸 / 便秘 / 運動療法 / 消化管運動 |
Outline of Research at the Start |
慢性便秘と過敏性腸症候群(IBS)の病態モデルマウスを作製し、トレッドミル運動装置にて2種類の強度(低強度、高強度)の運動トレーニングを4~12週間おこなう。その後、摘出した大腸を用いて生理学的実験(張力と膜電位の同時測定、結腸伝播性筋放電群(CMMC)の測定)および分子生物学的実験(in situ ハイブリダイゼーション法)をおこない、「運動療法と腸管神経・平滑筋・介在細胞の関連性」を多角的に解析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
C57BL/6マウス(雄性8週齢)を、コントロール群(通常飼料にて6カ月飼育)、低繊維飼料群(低繊維飼料にて6カ月飼育)、低繊維飼料+回転ケージ群(通常飼育ケージ2カ月+回転ケージ4カ月飼育)の3群に分け、自発運動が慢性便秘症に及ぼす効果を解析した。 ①低繊維飼料にて6カ月飼育したマウスの糞便個数(4時間あたり)はコントロール群に比べて有意に減少していた(コントロール群 22±6; 低繊維飼料群 12±2;n=9;p<0.01)。一方、低繊維飼料+回転ケージ群では糞便個数の有意な改善効果が得られた(低繊維飼料群 12±2; 低繊維飼料+回転ケージ群 19±3;n=9;p<0.01)。②低繊維飼料にて6カ月飼育したマウスの糞便重量(g)(4時間あたり)はコントロール群に比べて有意に減少していた(コントロール群 0.33±0.09; 低繊維飼料群 0.18±0.06;n=9;p<0.05)。一方、低繊維飼料+回転ケージ群では糞便重量の有意な改善効果が得られた(低繊維飼料群 0.18±0.06; 低繊維飼料+回転ケージ群0.29±0.05;n=9;p<0.05)。③低繊維飼料にて6カ月飼育したマウスの全結腸標本におけるcolonic migrating motor complex (CMMC)発生頻度(min-1)はコントロール群に比べて有意に減少していた(コントロール群 0.35±0.09; 低繊維飼料群 0.18±0.05;n=9;p<0.01)。一方、低繊維飼料+回転ケージ群ではCMMC発生頻度の有意な改善効果が得られた(低繊維飼料群 0.18±0.05; 低繊維飼料+回転ケージ群 0.31±0.13;n=9;p<0.05)。 以上のことから、回転式運動量測定装置による自発運動には慢性便秘症の改善効果が期待できることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウスを低繊維飼料にて6カ月飼育することで慢性便秘症となることが確認できた。また、今年度から導入した回転式運動量測定装置(回転ケージ)でマウスを単独飼育することによって、慢性便秘症に対する運動療法の効果を解析することが可能になった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、自発運動を開始するタイミングを変えることで、自発運動が慢性便秘症に及ぼす効果をさらに詳細に解析する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)