地域でのスポーツ参加と多文化共生社会の形成に関する実証研究
Project/Area Number |
21K11353
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Hiroshima University of Economics |
Principal Investigator |
岡安 功 広島経済大学, 経営学部, 教授 (90551664)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | スポーツ参加 / 在留外国人 / ソーシャルキャピタル / 多文化共生 / 阻害要因 / 地域スポーツ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、外国出身の日本国在住者(以下:在留外国人)の地域でのスポーツを通じての多文化共生社会の形成の現状と課題を明らかにすることを目的にする。特に、わが国の在留外国人が約300万人に近づきグローバル化が待ったなしの中、在留外国人のスポーツ参加の促進要因等を質的、量的調査を通じて明らかにする。また、スポーツ参加がソーシャルキャピタル(社会関係資本)の醸成に与える影響の有無を検証し、今後の地域スポーツ政策を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、外国出身の日本国在住者(以下:在留外国人)の地域でのスポーツの参加を通して多文化共生社会の形成の関係を明らかにすることを目的にしている。2023年度は、2つの調査を実施した。 1つ目は、在留外国人がプレーするフットサルにおける参与観察である。参与観察は、10回実施した。主な参加者は、在日ブラジル人が主催するものであり、参加者の大半も在日ブラジル人であるが、それ以外にもインドネシアやベトナムなどから外国人も参加していた。週に1回のフットサルは、プレーする機会としてだけでなく、そこに集う人々とのポルトガル語での交流や情報交換の場になっていることが明らかになった。さらに、参加者の一人が畑で収穫した食物を共有したり、在日ブラジル人の子どもが参加して世代を超えた交流にもなっていた。 2つ目は、インタビュー調査である。今回は、在留外国人を在日ブラジル人に絞り、調査を実施した。現在までの調査においては、1980年代後半から1990年代に入国した人であった。それぞれにおいて状況は異なるが、やはり言語(日本語)の修得は日本で生活をする上で、1つの壁になっていた。また1990年代から職業を変更するなどし、日本への定着化してきていることは共通していた。ただ、日常的な近所との交流はあるものの、スポーツ等の自由時間活動への参加には至っていなかった。これは、仕事や子育てなどの忙しさが参加できない原因であった。また同化に関する状況は、人によってかなり違った。さらに、いずれはブラジルへの帰国を計画している人もいた。2024年度、インタビュー調査を継続し、研究をまとめる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度、インタビュー調査を実施した。しかしながら、サンプル数として数が少なく、調査としては不十分なものになった。そのため、2024年度も調査を継続することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度のインタビュー調査を継続するとともに、研究全体をまとめる予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)