Project/Area Number |
21K11417
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
若松 健太 桜美林大学, 健康福祉学群, 准教授 (00551045)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 真平 桜美林大学, 健康福祉学群, 助教 (30814529)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 疲労骨折 / 骨代謝マーカー / 厚底ランニングシューズ / トレーニングの質 / ランニングシューズ / トレーニングの量 |
Outline of Research at the Start |
陸上長距離選手が軒並み好記録を出す要因の一つとして厚底ランニングシューズが注目されている。このシューズの着用により長距離選手のパフォーマンスが向上することは明らかである。厚底ランニングシューズは「パフォーマンスが向上する」=「走速度が向上する」ため、骨に対して大きな負荷がかかっているため、疲労骨折の発症の要因になっている可能性がある。本研究で得られる結果は、ランナーが骨障害発生リスクを減少させるとともに、普段のトレーニングの質・量を高め、自己記録を更新するための一助となると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究(今年度)では、ランニングパフォーマンスが向上することで注目されている厚底ランニングシューズが骨代謝動態に対してはどのような影響を及ぼしているか?実際の骨代謝マーカーの測定を行い、薄底ランニングシューズとの比較検討を行った。2023年4月に測定を終えたばかりのためデータ分析、統計処理、考察はこのあと実施する。 対象は男子一般ランナー9名(年齢:31.6±12.8歳、身長:172.8±6.6cm、体重:68.0±10.0kg、体脂肪率:16.2±4.2%)とし、①測定開始(ランニングなし)、②走り込み前、③走り込み後の3期の測定を実施した。その結果、骨形成マーカーであるP1NP(ng/mL)では厚底シューズ:①56.5±12.7、②56.8±14.5、③58.2±18.2、薄底シューズ:①57.9±17.0、②63.0±14.8、③62.1±19.4であった。骨形成マーカーであるBAP(μg/L)では厚底シューズ:①12.9±2.9、②12.7±2.4、③12.4±3.0、薄底シューズ:①14.0±2.8、②13.6±3.0、③12.9±2.4であった。骨吸収マーカーであるTRACP-5b(mU/dL)では厚底シューズ:①345.0±139.3、②343.0±132.2、③351.8±137.0、薄底シューズ:①362.6±135.6、②344.6±131.8、③347.1±120.1であった。骨吸収マーカーである尿中NTX(nmol BCE/mmol CRE)では厚底シューズ:①51.9±28.4、②53.3±20.9、③60.6±29.5、薄底シューズ:53.2±23.9、②57.3±28.1、③59.2±28.4であった。 CKなど他の関連マーカーも採取しているので、様々な視点から分析を実施して検討をしていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度まで新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け測定実施が大幅に遅れていたが、今年に入りその影響も薄まり、2023年2月より順調に測定が進行し、4月時点で終了した。現在はデータ解析、学会発表準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度までに実施予定の測定はすべて終えることが出来た。今後はデータ解析、関連する論文考察、国内外での学会発表に向けての準備を行う。本テーマに関する先行研究が少ないため、データに基づいた考察が大きな課題であると考える。
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