Project/Area Number |
21K11426
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
橋本 俊彦 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (60266830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 雅弘 順天堂大学, 保健医療学部, 先任准教授 (40453485)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 外傷予防 / スノーボード / スノーボード外傷 / 頭部外傷 / スポーツ外傷の予防 / スポーツ障害 |
Outline of Research at the Start |
スノーボードにおける頭部外傷は,現場の救急医療において厄介な外傷の一つである.軽症から生命に関わる重症例までみられ,その診断は神経学的検査や画像診断によってなされ,治療や復帰のための評価となる.しかしながら,最も病態を反映する受傷時の衝撃についての評価はなされていない.そこで,スノーボード滑走中の転倒における頭部の運動学的情報を集積し,安心できるスポーツ環境を整えるための基盤となる研究を目指していく.
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Outline of Annual Research Achievements |
疫学調査において,スノーボードにおける頭部外傷のリスクが高いとの報告は多く,転倒方向での頭部の角加速度を比較検討も散見されている.我々も柔道においての運動学的分析,スノーボードにおける前方転倒と後方転倒の比較を検討してきた.それらを踏まえて,スノーボードにおける転倒時の頭部の衝撃は,頭部外傷の適切な初期診断,確定診断,治療に有効な臨床マーカーになり得ると考え,スノーボード滑走中の転倒における頭部の運動学的情報を集積し,受傷時の頭部の衝撃を可視化出来るヘルメットの開発を目的とした.室内実験は,三次元動作解析装置室(順天堂大学)にて傾斜台を用い,スノーボードを装着し,前方,および後方転倒の動作を撮像した.同時にDelsys(インターリハ社製)を用いて,胸鎖乳突筋,頚部伸筋,腰部脊柱起立筋,腹直筋,外腹斜筋の最大等尺性収縮(Maximal Voluntary Contraction: MVC)を同期し,測定した.その結果からシミュレーションにて転倒速度を増大させたときに発生する筋張力,頭部への並進加速度,回転加速度を算出し,現在解析中である.ゲレンデ実験では,被験者にXsens Link(Xsens社製)を着用させ,緩斜面を滑走中に前方および後方への転倒場面を撮像した.身体各部位の運動学的情報を集積し,転倒時の頭部の並進・回転加速度と各関節角度の変化,Anybody(AnyBody Technology社製)を用いた筋活動の推定等から転倒時の頭部の衝撃,それらと頚部や体幹の関連性を検討している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度はCOVID-19パンデミックのために実験活動を休止したため,室内実験とゲレンデ実験が2022年度に行う事となり,解析が遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は室内,ゲレンデ共に実験が行え,データ収集が可能であった.実験後,データの結果をまとめ,現在解析中である.解析を基に,最終年度はヘルメットに加速度計を装着し,データ集積を行う予定である.
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