Project/Area Number |
21K11520
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Tokyo Gakugei University (2022-2023) Tokyo University of Agriculture and Technology (2021) |
Principal Investigator |
岩見 雅人 東京学芸大学, 教育学部, 特任准教授(Ⅰ種) (50634698)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 感覚入力 / 感覚干渉刺激 / 運動制御 / 感覚運動連関 / 干渉刺激 / 感覚情報 / 筋活動 / 運動スキル |
Outline of Research at the Start |
スポーツ指導やリハビリテーションなどの運動指導の現場において,視覚・聴覚・触覚などの感覚情報は,運動学習や機能回復において重要な役割を担っている.また高度な運動制御スキルを要求されるスポーツ競技動作や,巧みな道具操作が求められる競技においては,時々刻々と変化する身体感覚を適切に処理・利用することが求められる.このように,感覚情報が身体運動に重要な役割を担っているにも関わらず,感覚情報の量や質が変化した際の「身体パフォーマンスへの影響」や「動作や道具の操作性への影響」は明らかにされていない.そこで本研究では,感覚情報が変化が協調性を含む身体パフォーマンスへの影響を明らかにすることを目的とする,
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Outline of Annual Research Achievements |
運動の熟練者は,外部環境の変化に対しても柔軟に動作を変化・対応させることができ,パフォーマンスを低下させることなく課題を遂行することが可能である.しかしながら,視覚・聴覚・触覚などの感覚器から得られる感覚情報(量および質)が変化することによる身体動作への影響は明らかにされていない.そこで本研究では,課題遂行中に視覚(開眼・断続的視覚遮蔽),聴覚(有音・無音・音声遅延),触覚(無振・振動刺激)などの各種感覚入力を変化させる干渉刺激を与え,身体パフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした. 視覚についてはシャッターゴーグル,聴覚は迷聴器,そして触覚には振動刺激を採用し,それぞれの刺激強度について検討し,どのような干渉刺激が適しているか試行を重ねて決定した.2023年度は,22年度に研究代表者が転籍した関係で,転籍先での実験・研究環境を整え,実験機器の購入及び整備に注力し,研究環境を構築した. 予備実験として,シャッタゴーグルを用いたボールリリース・キャッチ課題等を実施し,身体動作への影響を捉えられる運動課題について検討を進めた.2024年度も,引き続き予備実験を実施し,本実験から研究成果の発表までを視野に研究を遂行していく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験機器の整備と予備実験の実施を進めているが,研究環境の変化から使用する実験機器が変わり,その使用法の確認や分析プロセスの構築に時間を要している.それらが完了し次第,早期に実験環境を整え,予備実験から本実験へと移行する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
実験環境の整備(実験装置・分析プロセスの確立)が完了し,予備実験を通して実験プロトコルが固まり次第,所属先の倫理申請,被験者募集,実験実施,データ解析,論文作成(成果発表)を実施していく.また,各種学術集会に参加し,他の研究者から研究(実験課題)のアイデアに関する情報収集を進めていく.
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