Project/Area Number |
21K11524
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
清水 悠 島根大学, 学術研究院人間科学系, 助教 (80752154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 三郎 平成国際大学, スポーツ健康学部, 准教授 (00792201)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | バイオメカニクス / 体育科教育 / 映像フィードバック / 動作分析 / 器械体操 / 鉄棒 / 逆上がり / モデル動作 / 教材開発 |
Outline of Research at the Start |
ICT機器は教育現場に急速に広まったものの,体育授業で有効に活用されているとは言い難い.そこで,本研究では,小学生の「走幅跳」と「逆上がり」を事例として取り上げ,複数の熟練者から作成した平均動作と児童の試技映像を重ね合わせるオーバーレイを取り入れた新たな映像フィードバックシステムを開発することを目的とした.本研究が新たに開発する映像フィードバックシステムでは,体育授業においてICT機器を用いる際に,単なる映像視聴に留まらず,動作の遂行に欠かせない重要な部位や局面,お手本との相違が専門性の低い体育教師や児童自身でも視覚的・直感的に読み取ることが可能となる.
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Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究では,小学生の「逆上がり」におけるなめらかな成功試技(Excellent群:男子7名,女子6名)とぎこちない成功試技(Good群:男子6名,女子7名)の2群を対象に,標準動作モデルを作成するとともに,主に「角運動量」に着目して,逆上がりがより上手になるための要因を明らかにしてきた. その結果,逆上がりを成功させるためには,動作開始時から動作終了時まで一貫して大きな全身の角運動量を獲得・維持していく必要があり,そのなかでもHAT(Head,Arms and Trunk)セグメントの動き・姿勢が全身の角運動量をコントロールしていることが明らかとなった. 2023年度は,研究全体の第2・3フェーズとして挙げている「平均動作と児童の動作を重ねた映像」および「課題となる部位・局面が把握できる映像」の作成,そして,その映像を実践利用した知見について,データをまとめる作業に尽力した. その中でも,特に,動作変動性や動作逸脱度に着目したデータを用いて,一連の動作上に重ねて映像化するシステム構築に取り組んだ.現在は,英文雑誌への投稿に向けて,得られたデータを精査するとともに,執筆活動をしている最中で,2024年度中のAcceptを目指していく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本来であれば,2023年度中に英文雑誌へ投稿,受理することを目指していたが,データの精査と執筆活動に,やや時間がかかっており,研究期間を1年間延長することにした. 2024年度中には,英文雑誌への投稿およびアクセプトされるように尽力する.
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年間延長することにした. 2024年度中には,第2・3フェーズに挙げている「平均動作と児童の動作を重ねた映像の作成」および「課題となる部位・局面が把握できる映像」を実践利用した知見について,国際誌への投稿を目指す.
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