Project/Area Number |
21K11546
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
池川 茂樹 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (30611339)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 熱中症予防 / ICT / 最大酸素摂取量 / 保健室 / 熱中症 |
Outline of Research at the Start |
学校現場では、熱中症リスクの高い生徒をスクリーニングする技術が求められている。一方、我々はこれまで、最大酸素摂取量(全身持久力の指標)が熱中症リスクを反映していることを明らかにしてきた。また、近年のICT技術の発達により、「どこでも」「簡単に」「精度よく」最大酸素摂取量を測定できるようになっている。そこで、気温に依存する保健室来室(ケガ、相談を除く)を熱中症関連の体調不良と仮定し、この値を、ICT機器(スマートフォン)を用いて測定した最大酸素摂取量から推定できるかについて検証する。さらに、得られた結果をもとに、熱中症リスク判定アプリを開発し、学校における熱中症予防の指導環境改善を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ICT機器 (スマートフォン)を用いて最大酸素摂取量を測定することで、 夏季の保健室来室頻度 (熱中症リスク) を未来予測できるシステムを開発し、その予測精度 を検証することである。 これまで、中学校を対象に、①気象条件が保健室来室頻度に及ぼす影響および、②最大酸素摂取量が保健室来室頻度に及ぼす影響について検証を行ってきた。その結果、気象条件(月平均気温,月平均WBGT)と来室者数の間に有意な正の相関関係が見られること、②女子においてのみ最大酸素摂取量が保健室来室頻度に影響することが明らかとなった。 今後、この結果を簡易型の最大酸素摂取量測定アプリに組み込み、熱中症リスク判定ツールを作成することを目指す。 ただし、最大酸素摂取量の推定には、「三段階ステップアップ歩行」(Nemoto et al., 2007.)を活用する予定であったが、学校現場での活用ではハードルが高いことが判明したため、①20mシャトルランを活用する方法、②反応速度を活用する方法(池川ら,2020.)のいずれかの方法に変更することを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画では2022年度にデータおよび分析を終了し、2023年度にアプリの開発を実施する予定であった。しかし、教育現場と連携して個人データを取得することのハードルが高く、データ取得に時間を要したため、2023年度もデータの取得に費やした。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、アプリ用のアルゴリズム開発と並行して、精度検証のデータの取得を目指す予定である。 最大酸素摂取量の推定には、「三段階ステップアップ歩行」(Nemoto et al., 2007.)を活用する予定であったが、学校現場での活用ではハードルが高いことが判明したため、①20mシャトルランを活用する方法、②反応速度を活用する方法(池川ら,2020.)のいずれかの方法に変更することを検討する。
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