生徒の非認知スキル育成を目指す動機づけ雰囲気に基づく体育学習モデルの構築
Project/Area Number |
21K11548
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
中須賀 巧 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10712218)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 充典 久留米大学, その他部局等, 講師 (30760037)
阪田 俊輔 横浜商科大学, 商学部, 講師 (40823737)
山本 浩二 関西福祉大学, 教育学部, 准教授 (60636158)
田中 輝海 駿河台大学, スポーツ科学部, 講師 (90804196)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 動機づけ雰囲気 / 非認知スキル / 体育 / 中学校体育 |
Outline of Research at the Start |
学校教育現場における非認知スキルの育成は,健やかな心身を保ち,豊かな生活を実現するための根幹となる.特に,チャレンジ活動や共同学習活動など生徒の主体性を重視した活動が豊富な体育授業では,非認知スキルを育むことができる授業展開を解明することが強く求められる.しかし,体育授業には教授法や評価法,クラス志向の違いから熟達雰囲気や成績雰囲気のように様相の異なる動機づけ雰囲気(授業雰囲気)が存在する.そのため,どのような授業雰囲気が生徒の非認知スキルの育成に有効か厳密に検討することが急務である.本研究では,生徒の非認知スキルを育む体育授業における動機づけ雰囲気について実証的に検討することを目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
学校教育現場における非認知スキルの育成は,健やかな心身を保ち,豊かな生活を実現するための根幹となる.特に,チャレンジ活動や共同学習活動など生徒の主体性を重視した活動が豊富な体育授業では,非認知スキルを育むことができる授業展開を解明することが強く求められる.しかし,体育授業には教授法や評価法,クラス志向の違いから熟達雰囲気や成績雰囲気のように様相の異なる動機づけ雰囲気(授業雰囲気)が存在する.そのため,どのような授業雰囲気が生徒の非認知スキルの育成に有効か厳密に検討することが急務である.本研究では,特に体育授業の専門性や独自性が高まり,非認知スキルの育成が求められる中学生を対象に,生徒の非認知スキルを育む体育授業における動機づけ雰囲気について実証的に検討することを目的とする. 令和4年度は,昨年度に着手していた包括的非認知スキル測定評価尺度の完成を目指したが,尺度の十分な信頼性や妥当性が確保できず,項目内容に問題が確認されたため,先行研究を見直しながら,項目を再構成した.また同時並行で,予備的検討として,非認知スキルのあらゆる側面(例えば,社会的スキルやグリッドなど)と体育授業における動機づけ雰囲気との関係について,性差や学年差の特徴を解明するための基礎データの収集を行った.データ解析を行ったところ,体育授業における熟達雰囲気(努力に価値が置かれ,練習や技能習得のプロセスが重視される雰囲気)と協同雰囲気(仲間との協同体験に価値が置かれ,技能習得や他者比較(競争)よりも生徒間の相互作用が重視される雰囲気)が,グリッドや社会的スキルに正の関係を示すことが確認された.次年度は,再構成した項目内容を用いながら,縦断研究に着手する.また前年度に引き続き横断研究として体育授業における動機づけ雰囲気と非認知スキルの関係に単元種目間の特徴があるか否かについて解明することを目指す.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に着手していた包括的非認知スキル測定評価尺度の完成を目指したが,尺度の十分な信頼性や妥当性が確保できず,項目内容に問題が確認されたため,先行研究を見直しながら,項目を再構成した.このままの尺度を使用した縦断研究に移行すると,今後の研究を推進していく上で大きな問題となるため,一旦,項目内容を見直し,尺度の再開発が必要になると考えられた.これらが原因となり縦断研究への着手が遅れるため,進捗状況は「やや遅れている」と判断された.
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は,既に項目内容を見直し,尺度の再構成に向けて着手している.また同時並行で実施していた予備的検討として,非認知スキルの側面である社会的スキルやグリッドなどと体育授業における動機づけ雰囲気との関係について,性差や学年差の特徴を解明するための基礎データを学術論文として公表した.さらに前年度に引き続き,横断研究として体育授業における動機づけ雰囲気と非認知スキルの関係に単元種目間の特徴があるか否かについて検討を進める.また上記に加え,令和5年度は,尺度の再構成と新型コロナウィルスによって,遅れが生じた縦断調査を進めていく.
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)