Project/Area Number |
21K11564
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Bukkyo University (2022-2023) Kyoto University of Advanced Science (2021) |
Principal Investigator |
青木 好子 佛教大学, 教育学部, 教授 (20555669)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
満石 寿 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (30612915)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 幼児 / 身体活動量 / 体力 / 意欲 / 免疫 / ストレス / 認知機能 / 生活習慣 / 免疫機能 / 生活・運動習慣 / ストレス反応 / 生活運動習慣 / 身体活動 / 認知的機能 |
Outline of Research at the Start |
1) 子どものストレス反応・免疫機能や意欲面の特徴を明らかにし、認知機能調査による認知機能、身体活動量・体力、生活運動習慣との相互関連を検討する。
2) 幼児期の身体活動量を、二重標識水(DLW)法を用いて精確に評価し、活動量計の妥当性の検証を行う。
3) 子どもの運動あそびの機会を増やすための運動あそびプログラムによる介入を行い、認知機能活性化、ストレス緩和、免疫機能や意欲に対する効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日常生活下の身体活動量や体力と認知機能、唾液中の生化学的指標(DHEA、コルチゾールおよびsIgA)を評価しその関連性を検討するとともに、運動あそびプログラムを作成しその効果を評価することである。2023年度は、新たに佛教大学附属認定こども園の協力を得て、調査を実施することができた。 その結果、対象児(男児61名、女児59名)の特徴は以下の通りであった。4歳児クラスの平均身長は男児103.3cm、女児102.8cm、体重は男児16.6kg、女児16.1kgであった。5歳児クラスの平均身長は男児109.7cm、女児110.8cm、体重は男児18.5kg、女児18.2kgであった。 体力は、立ち幅跳び、握力、両足連続跳び越し、体支持持続時間、捕球の平均値は、4歳児クラス男児は、89.7cm、5.8kg、7.5秒、13.7秒、2.4回で、女児は78.3cm、5.7kg、9.5秒、20.2秒、2.3回であった。5歳児クラス男児は、106.1cm、6.9kg、5.9秒、11.2秒、5.4回で、女児は105.1cm、6.7kg、5.8秒、7.1秒、5.2回であった。 身体活動量の平均値は、平日歩数16154歩、休日歩数11408歩で、推奨歩数13000 歩を上回った幼児は平日で72.9%、休日31.7%であった。中高強度活動時間の平日平均値は、4歳児で65分、5歳児で63分であったが、休日の平均値は、4歳児5歳児とも24分と半減した。座位行動時間は、4歳児で421分、5歳児で428分であった。 生活習慣項目の平均値は、スクリーンタイムは94.7分、睡眠時間は597分であった。外遊びが好きな子どもの割合は、64.5%であった。唾液中のコルチゾールやDHEAの値は、概ね良い状態であった。認知機能調査の正答率は、抑制課題85%、切り替え課題85%であり、作業記憶はやや低値であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度2022年度に感染症対策が継続されていたため幼児教育現場で調査が実施できなかった。その間、新たな対象園の開拓を行ない、佛教大学附属こども園での調査の実施について研究計画について倫理審査を通すなど調査の準備を進めた。 2023年度に調査を実施し、基礎データを得ることができた。それらのデータの整理見直しを進めているところである。その後、身体活動量や体力と認知機能、唾液中の生化学的指標(DHEA、コルチゾールおよびsIgA)、生活習慣の項目相互の関係性について分析を進める予定である。 運動プログラムの実施を受け入れてくれる園を開拓した。園長と主任、4・5歳児のクラス担任と、年間での調査計画や、運動プログラム開発、実施について議論を重ね、理解と協力を得ることができた。主任、4・5歳児のクラス担任と、2024年度調査計画を共有することができており、実施に向けて準備を進めている。 2024年度には、二重標識水法(DLW)による幼児のエネルギー消費量の測定の実施を計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の調査で得た基礎データについて、データを整理するとともに、身体活動量や体力と認知機能、唾液中の生化学的指標(DHEA、コルチゾールおよびsIgA)、生活習慣の項目相互の関係性の分析を進め、論文発表をする。 2024年度は、運動プログラムの介入と、DLWによる幼児のエネルギー消費量の測定を行う。協力園と連携しつつ、運動プログラムの開発、基礎データの取得を5月に行う。7月8月、9月に、運動プログラムについて研究協力者や保育士等と検討を重ね、10月以降に運動プログラムの介入を行い、適宜、身体活動量、体力、認知機能、唾液採取によるストレス、免疫機能、意欲などの生理的指標、生活習慣アンケートの調査を実施する。 また、他の園で、DLWによる幼児のエネルギー消費量の測定を9月に実施する計画で進めている。 上記の調査で得られたデータを分析し、論文発表を目指す。
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