Project/Area Number |
21K11637
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
棗 寿喜 東海大学, 医学部, 助教 (90761841)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉原 利典 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20722888)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ヒストン / 翻訳後修飾 / 骨格筋 / 筋萎縮 / 老化 / サルコペニア / サテライト細胞 / 加齢 / 筋サテライト細胞 / 運動 |
Outline of Research at the Start |
DNA塩基配列の変化を伴わない後天的なゲノム修飾は遺伝子発現に多大なる影響を及ぼす。本研究では、体内において産生された乳酸が骨格筋のエピジェネティクスによる遺伝子発現調節機構を介してサルコペニアを抑制するという仮説の検証を目的としている。本研究によって、サルコペニアに関連した新たなメカニズム解明を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
加齢によって生じる過度な骨格筋の萎縮は加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)として知られている。骨格筋は遅筋線維と速筋線維に大別され、サルコペニアは主に速筋線維が選択的に委縮することが特徴である。そして、運動はサルコペニアを抑制する有効な手段のひとつである。運動によって産生される代表的な代謝産物である乳酸は、エピジェネティックな機構の一つであるヒストンのラクチル化を引き起こすことが知られている。我々は運動によるサルコペニアの抑制にヒストンのラクチル化が影響していると仮説を立てた。サルコペニアモデルである老齢動物の作成ができたため採材し、ヒストンのラクチル化をウエスタンブロットまたは免疫染色によって評価した。その結果、ヒストンのラクチル化が加齢によって変化することが明らかになった。今後は老齢動物において生じたヒストンのラクチル化と遺伝子の関連性についてさらに解析を進めることでサルコペニアにおけるヒストンラクチル化の意義について明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
授業などの学務に追われ、研究に費やす時間を十分に確保することができないため、研究の遂行に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
違いが認められたヒストン修飾に着目して解析を進めることで加齢マウスにおけるヒストンラクチル化の意義について明らかにする。
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