Project/Area Number |
21K11736
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
三浦 芳樹 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (90279240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筧 佐織 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (00450560)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 廃用性筋萎縮 / プロテオーム解析 / リン酸化 / メタボローム解析 / プロテオミクス / メタボロミクス |
Outline of Research at the Start |
筋肉の老化であるサルコペニアは超高齢化社会を迎えるわが国にとって健康寿命を損なう大きな一因であり、社会的にも関心の高い問題である。本研究ではマウス下肢を固定化した廃用性筋萎縮マウス骨格筋を用い、筋萎縮に関わる因子をプロテオーム・メタボローム解析により明らかにするものである。身体を動かせない状態により、骨格筋内部でどの様な反応が惹起されるかということをタンパク質リン酸化などの翻訳後修飾の動態やリン脂質などの代謝産物の動態より明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究はマウス下肢をギプス固定化した廃用性筋萎縮モデルマウスを用いて、筋萎縮に関わる因子をオミクス解析により明らかにするものである。マウス下肢の片側を固定し、下肢骨格筋を切除し、トリプシン消化後、酸化チタン磁気ビーズを用いてリン酸化ペプチドを精製し、質量分析を行っている。ギプス固定によりリン酸化が最も減少(1/5)した転写活性を抑制するタンパク質は予想される生物学的プロセス(gene onthologyより)としてmuscle filament slidingやsarcomere organizationが上位にリストされた。また予想されるマウスの表現型(Mouse Genome Informaticsより)としてmyopathy, muscle_degenerationが上位にランキングされることより、本タンパク質のリン酸化の変動と筋萎縮と非常にかかわりが深いことが示唆された。 メタボローム解析に於いては、ギプス固定肢由来の骨格筋とフリーの骨格筋の同一個体での比較を行っているが、24時間と短いためか、マウス間で共通して変動する代謝物の同定には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ギプス固定肢由来の骨格筋とフリーの骨格筋の同一個体での代謝産物の比較を行っているが、24時間と短いためか、マウス間で共通して変動する代謝物の同定には至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
リン酸化が減少したタンパク質のギプス有り無しでの局在を組織染色を行い明らかにする。筋萎縮と本タンパク質の局在(核、細胞質)を示せるよう、固定後の時間を変動させ組織染色を行う。
メタボローム解析については、個体差を考えて片肢のギプス固定であったが、血液の循環による状態緩和も考えられるため、両肢を固定した骨格筋についても解析を行う予定である。
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