コンテキスト推定に基づく家庭用通信の輻輳制御に関する研究
Project/Area Number |
21K11847
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60060:Information network-related
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
石田 繁巳 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (10724388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峯 恒憲 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (30243851)
荒川 豊 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (30424203)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | コンテキスト推定 / 通信制御 / ユーザ推定 / 音響センシング / コンテキストアウェアネス / 輻輳制御 / QoS制御 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,複数のユーザが同時に通信を行う家庭用無線LANアクセスポイントにおいて,時々刻々と変化するユーザ状況に応じたQoS制御を実現することである.一般ユーザにも分かりやすくするためQoS保証を「通信モード」という概念によって置き換え,コンテキスト(ユーザや周囲の状況)に応じて通信モードを切り替えることで状況にあった通信制御を実現することを目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,複数のユーザが同時に通信を行う家庭内ネットワークにおいて,時々刻々と変化する「ユーザ状況」に基づいたQoS (Quality of Servie)制御を実現することを目的としている.QoS制御は元来から実現されている技術であるが,インターネット,ネットワークなどに関する高度な知識を有するユーザがQoS制御を取り入れたネットワークを構築するなどとして利用されているものであり,一般家庭のユーザが手軽に利用できるものとは言い難い.本研究では専門知識を持たない複数のユーザがいる状況を想定してQoS制御を切り替える方式を提案している. R4年度はQoSに基づいた通信制御の実現に向けて,人による自己調整を取り入れた通信制御手法を提案し,その初期的な検証を行った.家庭内での通信の優先度の判定は家庭ごとに異なるものとなることから,自動制御が難しい.従来のQoS制御ではリアルタイム通信を優先する傾向があったが,このような制御ではリアルタイム通信の中での優先度付けや重要な非リアルタイム通信を考慮できない.このため,ユーザの自己調整を期待する通信帯域制御方式を提案し,その実現可能性を検証した. 日常生活を送る中での行動によってユーザを特定する技術については研究をさらに推進し,タッチパネルボタンの押下によるユーザ推定手法を提案した.ボタンを押すという単純な動作であっても押下圧力やその変化の仕方,押下時間などが個人ごとに異なる.このような個人の「クセ」を特徴量として取り出し,教師あり学習によってユーザを推定する.実証評価を行った結果,家族程度の少人数であればタッチパネルの押下圧力の変化を用いて高い精度でユーザを推定できることを確認した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初計画とは順序を変えて実施しているが,家庭のような狭い空間で複数人が行動する場合の実験の実施が困難な状況が続いていたためにスマートハウスを用いて複数人がいる想定で行う実験を実施できていない.このために遅れが拡大している.
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染対策の緩和を受け,遅れている実験の実施を計画し,研究を遂行する.
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)