Project/Area Number |
21K11866
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60060:Information network-related
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Research Institution | Osaka Institute of Technology (2022) Osaka University (2021) |
Principal Investigator |
小島 英春 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (90610949)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢内 直人 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 准教授 (30737896)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 安全性検証 / 経路保証プロトコル / モデル検査 / 無線マルチホッププロトコル |
Outline of Research at the Start |
経路保証プロトコルは,署名を用いて経路の保証を行う.通信経路が正しいことや経路が正しく構築できることをモデル検査を用いて検証し,加えて経路保証に利用される署名が安全であることの検証を同時に行うことで,経路保証プロトコルを一貫して検証する手法を開発する.そのため,1:通常のモデル検査で問題となる状態爆発を抑制する手法の開発と2:抑制手法を用いた場合でも経路保証に利用する署名の整合性を保つ手法の開発を行い,経路保証プロトコルが正しく動作することを示し,利用される署名の安全性の検証も行うことが可能であることを示す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,経路保証プロトコルの安全性の検証を行う.対象となる経路保証プロトコルは,無線アドホックネットワークや無線センサネットワーク上で動作することを想定しており,端末が動的にネットワークへ参加や離脱を行うことが考えられる.このようなネットワークでは,さまざまな経路が構築される可能性がある.どのような経路が構築されても,適切に経路保証を行うことができることを示す.検証を行うにあたって,端末数が増加すると構築可能な経路の数が爆発的に増加することが挙げられる.その場合,全ての構築可能な経路を対象に検証を行うことは非常に難しい.そこで,効率的に検証を行う方法を開発する.検証を行うために,安全性を検証するためのツールを用い,そのツールのためのモデルを構築する.このモデルは,経路保証プロトコルの動作を表しており,端末間の接続状況を用いてどのような経路が構築されているかを表すネットワークトポロジも表現する.このトポロジを表現する際に,トポロジ形状が同じ場合には,同じ状態とみなすことで,検証の対象となる経路を削減することを目指す.対象となる経路削減方法を開発し,その方法を用いて安全性検証を行う.ツールにその方法を適用し,実行時間の比較,使用メモリ量の比較を行うことで,効率的に検証を行うことが可能であることを示す.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対象とするプロトコルのモデル作成を行い,このモデルを用いてツールでの実行を行なっている.端末数増加に伴う経路数の増加を抑制する方法の開発を行なっており,この手法を用いた結果を論文としてまとめ,投稿する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
開発した手法をもとに論文の作成を行う.また,国際会議,論文誌への投稿を予定している.
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