Project/Area Number |
21K12128
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62010:Life, health and medical informatics-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
漆原 尚巳 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (10511917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 大典 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (90457052)
佐藤 泉美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (20726971)
橋本 梓 (原梓) 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (20740426)
岩上 将夫 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30830228)
米倉 寛 藤田医科大学, 医学部, 助教 (40832530)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 医療情報データベース / アウトカム定義 / 薬剤疫学 / 疫学研究 / リアルワールドデータ / アウトカム / レポジトリ / 医療情報 |
Outline of Research at the Start |
医療分野におけるICTの急速な進展により、近年大規模健康情報データベースの疫学的研究への利用が可能になったが、データベースに含まれるデータは、評価したい事象を必ずしもそのまま示すものではない。そのため、各々の研究で評価すべき項目である重要なアウトカム(疾病診断や診療内容、医薬品の使用など)は、診療報酬請求上用いられる単一又は複数のコードなどを組み合わせて規定されており、この定義をアウトカム定義という。本研究では各々の研究で用いられたアウトカム定義に関する情報を蓄積し、研究者間および利害関係者にて共有し研究の透明性を高めるためのレポジトリを構築し、恒常的な運営に繋げることを狙いとする。
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Outline of Annual Research Achievements |
医療情報データベースの研究利用推進に際して重要となるアウトカムの設定に関する情報を蓄積するレポジトリの構築に向け,2019年2月に日本薬剤疫学会により設立された「医療情報DBを用いる研究のためのOutcome Definition Repository(ODR)タスクフォース」を母体に研究班を構成した.日本疫学会および日本臨床疫学会から協力を得つつODR構築に着手し,研究班では 20回にのぼる会議を重ね,同レポジトリのデザイン,入力項目と検索方法,その構築手順の確定と業務委託先の決定を行い,学会間での共同運用ルールの検討と合意を得て,研究実施最終年度の2023年5月16日に,各学会の一部会員に対しODRの限定公開を行った.試験的に公開されたODRには, 2021年から2022年に出版された日本のデータベース研究論文262報で報告された2000件以上のコード定義があらかじめODR運営事務局により登録されている。 2023年度には,公開されたODRの周知及び利用促進のために,2023年度の各学会の学術総会にてシンポジウムを企画し,開催した.シンポジウムではODR利用方法とその利用促進に関する議論及び意見を収集し,ODRの使用方法を実演を行い聴衆から大変好評を得た.得られた意見及び議論の内容は今後の利便性の向上に役立てることとした.合わせて,ODR内に設けたアンケート結果で収集した意見に対する可能な対応を検討し,ODRの一部改修を検討し実施した.このように非常に順調な成果が得られている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本年度は、意見収集のための限定公開ではあるが,予定通り2023年5月に公開版リリースとなった.また,各学会の学術総会において、ODRの普及を目的としたセミナーやシンポジウムを、慶應薬の漆原・原が企画し、座長やシンポジストを務めた。本レポジトリは2024年度より3学会の全学会員に対して公開予定である。 日本臨床疫学会 第6回年次学術大会(2023年11月12日13:00 - 14:30)では, ODRシンポジウム 薬剤疫学会ODR-TFと臨床疫学会DB活用委員会(委員長 隈丸拓)の共催を企画開催し,座長:漆原 尚巳(慶應義塾大学),隈丸 拓(東京大学),及び演者:松井 信智(IQVIAジャパン),寺島 玄(一般社団法人医療データベース協会),原 梓(慶應義塾大学),杉原 亨(自治医科大学)の参加を得て開催した. 2.第28回日本薬剤疫学会学術総会(2023年11月18日 11:00 - 12:30)では, シンポジウム4 「Outcome Definition Repository(ODR)の整備と活用を目指して」 を企画開催し,座長 北島行雄(イーピーエス株式会社),漆原 尚巳(慶應義塾大学)にて,演者 漆原 尚巳(慶應義塾大学),原 梓(慶應義塾大学),岩崎 宏介(Milliman Inc.),小林 智英(イーピーエス株式会社),柴田 海(日本製薬工業協会 医薬品評価委員会)を迎えて開催した. 3.第34回日本疫学会学術総会プレセミナー2024(2024年1月31日 15:30 - 17:30)では, ④ データベース研究のデザインと実践:明日からできる! データベース研究を,企画 杉山大典(慶應義塾大学),漆原 尚巳(慶應義塾大学)にて開催し,講師:原 梓(慶應義塾大学),佐藤 泉美(長崎大学),岩上 将夫(筑波大学)を迎え大変好評を得た.
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Strategy for Future Research Activity |
これまでのところ,本研究班の進捗は大変順調でありすでにアクセス権がある会員数は90名を超えている.2024年度には各学会にて学会員全員に対するODRアクセス権申請を可能にする予定である.これにより利用者が大幅に増加し,更なるODRの利活用が見込まれる. ODRの維持管理費用は,保守契約年間60万弱であり、2024年4月以降は共同運営学会間で費用負担を按分する予定である。今後ODR利用に際する費用負担をより軽減するための方策を検討する. 2024年度からは,ODRの共同運用のための3学会によるODR運営委員会の設置を予定しており, Outcome Definition Repository(ODR)運営指針(2023.8.1版)に合意が得られている. これまで開催したシンポジウム等での議論、アンケートでの意見に基づき、ODRシステムの利便性向上と、利用促進のためのシステムの改修、機能追加を検討しており, 本年度の日本薬剤疫学会の予算で改修を予定している。論文の評価「いいね!」、Pubmed・医中誌書誌事項インポート機能、ベンダー別登録コード数カウンター、など
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