Project/Area Number |
21K12176
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62030:Learning support system-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
鈴木 雄清 大分大学, IRセンター, 准教授 (00333253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松葉 龍一 東京工科大学, 先進教育支援センター, 教授 (40336227)
久保田 真一郎 熊本大学, 総合情報統括センター, 准教授 (80381143)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 授業改善 / 動機づけ / 科目ティーチング・ポートフォリオ / 教育支援プラットフォーム / 教育改善 / 授業評価 / ティーチング・ポートフォリオ |
Outline of Research at the Start |
組織を超えた教育支援、授業改善のための知見共有を実現する教育支援プラットフォームの設計・提供を目指す。開発するシステムは、(1)授業評価アンケートを分析し、動機づけを高める授業への改善方策案を自動的に提示する、(2)選択した方策案の実践による学習活動の変化を科目ティーチング・ポートフォリオとして記録する、(3)類似した課題を抱える教員の授業改善努力や、優れた教員の授業方法等を参照することができ、教員の教育実践力の向上、教育の質保証に寄与できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
教員が授業を改善して学生の学習への動機づけを高めるための支援を行うために、JonesのMUSIC動機づけモデルの知見を活用している。本年度は、MUSIC動機づけモデルを提案したJones氏の許諾を得て、Jonesが作成した24項目からなる大学生向けのAcademic Motivation Inventory(短縮版)を使用し、学生の動機づけの観点から授業改善が必要とされるMUSIC動機づけモデルの要素を学生の反応に基づいて教員が確認できるようにした。加えて、MUSIC動機づけモデルの方略や例をもとに、学生が授業を振り返る32項目の動機づけ実施チェックリストを作成した。Academic Motivation Inventoryと動機づけ実施チェックリストを組み合わせて使用することによって、教員が具体的にどのように授業を改善すればよいかの指針を提供することができることを3つの科目を対象に試行して確認した。以上について、国際会議で報告を行った。さらに、動機づけ実施チェックリストの活用の可能性やスペイン語への翻訳についてカタルーニャ・オベルタ大学のPerez-Navarro氏と議論した。現状のAcademic Motivation Inventoryと動機づけ実施チェックリストの両方を組み合わせて使用する方法では、学生は約60の設問に回答する必要があり、その負担が大きいという課題がある。この課題に対応するために、プロトタイプシステムにおいて、学生向けの動機づけ実施チェックリストの項目を動的に変更する方法を検討している。そのほか、MUSIC動機づけモデルを適用したデザイン思考に関する大学での科目の設計及び実践を行い、国内学会での報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度は研究の基盤において新たな知見が得られたためにやや遅れていたが,本年度はそれに伴ってプロトタイプシステムの設計・開発の進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究分担者とウェブ会議サービスを用いた週1回の定例会議を実施し、研究の内容・方法に関する調整や進捗状況の確認および問題の共有を行う。
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