A Study on conservation of a group of colonial buildings in a multicultural symbiotic societies
Project/Area Number |
21K12397
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
八百板 季穂 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (30609128)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | レブカ歴史的港町 / 世界遺産 / 多民族共生社会 / レブカ / 文化遺産の保存と活用 / コロニアル建築群 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、コロニアル建築の町並みが世界遺産に登録されているフィジー共和国旧首都レブカを対象とし、植民地の歴史を経て多民族で構成されるようになった地域社会に焦点を当て、それぞれの民族コミュニティや住民グループによる保全活動への参加状況及び保全に対する意識、建築・都市空間の利用状況を把握・分析することで、多民族社会における文化遺産保全の成果と課題を明らかにすることを目的とする。 具体的には、ヒアリング調査による住民グループ及び行政、NGO等のステークホルダーによる保全活動の履歴とメンバーの民族構成の変遷の把握・分析やアンケートによる住民意識調査を実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度も、新型コロナウイルスの状況から、フィジーにおける現地調査が実施できなかったため、ナショナルトラストフィジーおよび現地の住民組織Levuka Heritage Committeeのメンバーなどとオンラインで協議しつつ現地の状況把握に努めた。 ・昨年度に引き続き、2016年にフィジー国内で大きな被害をもたらしたサイクロンウィンストン以来、歴史的建造物の修理が進んでおらず、政府からの十分な支援がないまま、被害を受けた建築物が修理されないまま放置され、腐朽が進んだ結果撤去されるというケースが起こっていることが把握できた。日本のような補助金のシステムがない点、また、保存対象の建造物の選定時に所有者の同意を取りつけていない点から、民間所有の歴史的建築物の維持には限界があることが把握できた。 ・新型コロナウイルスの影響もあり、フィジー政府遺産・芸術局が設置した住民代表者も出席する委員会が開催されておらず、住民参加の文化遺産マネジメントの体制も弱体化してきていることが把握できた。 ・現地では、建築遺産の修理技術者の育成が進んでおらず、日本の支援などで研修を受けた建築家や地元の大工についても、その知識や技術をいかす仕組みの構築が進んでいないことが把握できた。 ・新型コロナウイルスにより、現地の観光活動もコロナ以前に比べて低迷しており、国や自治体からは遺産の修理に関する資金支援がないなかで、より個人による遺産保全が困難になってきている状況が把握できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス拡大により現地調査を実施することができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、現地の受入側についても新型コロナウイルスによる渡航への配慮などが不要になっているため、現地作業を進め、計画通りに研究を実施する。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)