ゲーミフィケーションを活用した共体験観光のサービス高度化に関する実証研究
Project/Area Number |
21K12485
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
杉山 歩 山梨県立大学, 国際政策学部, 教授 (20586606)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 共創型サービス / 観光サービス開発 / 水源 / 共体験 / 水源管理 / 捨てみみ / ゲーミフィケーション / 価値共創 |
Outline of Research at the Start |
本研究は共体験による価値共有が及ぼす心理効果を鍵にゲーミフィケーションを活用した体験型観光の価値を分析・検証し、観光サービスの高度化を図るものである。スマートフォンの普及、IoT型デバイスの普及によりゲーミフィケーションの要素を取り入れた観光はますます増加しているが、学術的背景を持ったサービス設計が行われているとは言い難く、有償サービスとして成功する例は少ない。本研究は申請者のこれまでの共体験を基にした価値共創システムに関する研究の知見を活かし、ゲーミフィケーションにおける価値共創とその心理効果を明らかにし、観光サービスの高度化に関する知見を得る事を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
ゲーミフィケーションの活用事例として地域資源を活用する形で実証研究活動を行った。 1. VR, ARの地域観光への展開可能性の検証 2. 高知市土佐山地区でのゲーミフィケーションを活用したツーリズム開発 1ではStylyによる市街地ARモデルの開発に着手した。現在は都市部のビルモデルをデータ化を進めており、次年度には完成したモデルを活用してのVRコンテンツ、ARコンテンツの作成を行う。また、現在、本モデルを自然データへの応用可能性の検証を行っている。ビルモデルを活用したデータ化は比較的簡易であるが、自然モデルのデータ化は今年度中に完成させる事が叶わなかった。次年度は本件に関しての検証を行う予定である。 また、2では土佐山アカデミーによるツーリズム開発に参加しながら最終的なツーリズムの開発過程までの観察を行った。土佐山アカデミーを中心に行われた観光コンテンツの作成ではそのワークショップ自体がゲーミフィケーション観光の形式であった為、次年度にこれらの検証を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
地域人材養成センター長、学長補佐として学内業務でのエフォートが増え、研究時間の確保が当初の想定通り進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
ゲーミフィケーションを活用した観光サービスの開発では2023年度の成果をもとにその検証を行う。水利用、水源管理の保全に関する研究では、2023年度の成果をもとにワークショップ参加者への定量 評価を行う。本研究により山梨のみならず日本全国の中山間地の地域資源である豊かな水資源をいかに活用し、その取り組みをSDGs達成に資する取り組みとするかは、水に限らず道徳的な啓蒙活動に陥りがちなSDGsを推進する。 また、研究最終年度となる2024年度はゲーミフィケーションを活用した地域社会の持続的な環境保全に適切に体験型観光を導入する仕組み作りを一般化し、研究 成果の社会実装のみならず、学術論文および学会報告を通して研究成果を広く公表していく。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)