Evaluation of Visual Taste Impression of Stimuli Using VR Communication and Development of a Prototype Evaluation System
Project/Area Number |
21K12553
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
|
Research Institution | Shizuoka Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
櫻井 将人 静岡理工科大学, 情報学部, 教授 (70548156)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
|
Keywords | VRマルチプレイ / VRコミュニケーション / ハンドトラッキング / 試作品評価 / 色再現 / VR / 触覚的な柔らかさ / 視覚刺激 / 触覚刺激 / 味覚的な心象 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,VR空間上に色・形・質感を含んだ視覚・触覚刺激を定量的に呈示し,5つの基本味(甘・酸・塩・苦・旨味)に対する心象を主観評価させ,視覚・触覚刺激の味覚的な心象への影響を調査する.さらに,VR空間上で刺激を呈示し,VRコミュニケーションを用いて,異なる場所で同時に評価できるシステムの構築を目指す.
|
Outline of Annual Research Achievements |
VR空間上で物体を呈示し,複数のVR端末から同時にアクセスできるようにVRプラットフォーム活用し,同時評価の可能性を検討した.VRプラットフォームを活用し,設定したVR空間には参加者3名が滞在し,参加者各々の手をハンドトラッキングで同期して表示し,VR空間上の刺激を見て触って評価を行った.刺激の形状は2種類,刺激の色は4種類の有彩色で各々彩度が2段階,3種類の無彩色として全11色を用意した.これまでの結果を踏まえて,刺激の柔らかさの違いを反発係数の有無2種で表現した.形状,色,反発係数を組み合わせた全刺激は44種類あった.刺激のサイズは両手で抱える程度であった.実験参加者は各々暗幕で仕切られた別々の空間でHMDを装着し,VR空間上でランダムに呈示された刺激を参加者各々見て触り,その印象を口頭で応答した.マルチプレイ3名での評価は実験時に話し合いで決定し,それとは別に個人の評価も行った.実験参加者は20歳代学生9名で,グループ3名での実験はその都度調整できた3名で行った.味覚的な印象はグループと個人の平均結果で比較的差がなく,赤は甘味を感じる結果となった.他の色も同様の傾向であり,色自体の味覚的な印象は先行研究と同様の傾向を示した.一方,接触感について,ハンドトラッキングを用いてVR空間上の物体に触っているがそれほど感触が得られていないことが示唆された.よって,VR空間上でマルチプレイで物体を評価することは十分可能であり,今回用いた刺激においては触覚的な印象に比較的個人差が大きく,刺激の改良が示唆された. また,単一被験者ではあるが,VR空間上の刺激を触って変形するような刺激に対して評価実験を行い,ハンドトラッキングを用いてVR空間上の視覚刺激を見て触れることで,実空間での印象と同じように評価できることが分かった.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
VRプラットフォームを活用し,複数人が入室可能なVR空間の作成や同一刺激の円滑な呈示に関して実施でき評価可能であることは分かったが,結果を精査し,論文化することが出来ていないため若干進捗が遅れている.VRコミュニケーションを手軽に行えるシステムとしての検討につても再検討が必要であると考えられる.
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進としては,VRプラットフォームを活用したマルチプレイによる物体の評価実験の結果を精査し,論文化する.また,VRプラットフォームを活用したVRコミュニケーションを用いて,異なる場所で同時に評価できるシステムの検討を行う.
|
Report
(3 results)
Research Products
(2 results)