Project/Area Number |
21K12757
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90140:Medical technology assessment-related
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
大塚 耕司 昭和大学, 医学部, 教授 (30349063)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | エネルギーデバイス / 熱損傷 / 神経損傷 / 食道癌 / 反回神経麻痺 |
Outline of Research at the Start |
我々は、食道癌手術の低侵襲化を目的に検証してきたが、呼吸器合併症の原因となる反回神経麻痺は依然として全国的に多く、解明が喫緊の課題である。反回神経麻痺の原因は牽引による力学的要因、エネルギーデバイスによる熱的要因が考えられている。牽引による神経麻痺は我々が開発した手技により回避可能であるが、熱損傷は依然解決されていない。今回、我々が着目したのは切離時に100度以上に達するミスト熱、スチーム熱、切離後に組織に存在する残留熱である。また、今後主流になるロボット支援下手術では多関節・3D視野・繊細な操作に優位性があるものの、熱損傷回避については解明が急務である。これらの熱損傷を検証し問題を解決する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の具体的な研究目的は、以下である。 A. スチーム熱・ミスト熱・組織残留熱による神経の熱損傷の検証 B. モノポーラ、バイポーラによる神経の熱 損傷の検証 C. 熱損傷への介入効果検証 。 この検証において、A:スチーム熱・ミスト熱・組織残留熱による神経の熱損傷の検証として、A-1:サーモグラ フィ等を用いた熱拡散の実証と安全な距離・時間・器械設定の検証 1.スチーム熱、ミスト熱、組織残留熱の実証として、豚のスライスした筋肉を用いて、熱拡散研究を行う。超音波凝固切開装置・アドバンスドバイポーラーによ るスチーム熱・ミスト熱・組織残留熱をiPhone/iPad用 FLIR ONE Proサーモグラフィを用いて実証した。組織熱に関してもiPhone/iPad用 FLIR ONE Proサーモグフィを用いた際に横に定規を置いて各距離(0、1、2、3、5ミリ)の温度を測定。組織残留熱に関しては、切離後温度変化を測定した。
2.電気刺激の変化測定 反回神経麻痺からデバイスの距離(神経から3ミリ、2ミリ、1ミリ、0ミリ)における温度をTVS-500EX、AM-8000Kを用いて測定し、電気刺激の推移測定をNIM- Response 174; 3.0 systemを用いて行い、一方では病理組織学的変化の検証も行い、熱の影響を実証する。としたが、実際に測定しても安定性がなく、その距離におけるNIMの反応としては非常に不確かなものとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験は終了しており、図や動画の作成など、論文作成に移行している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の結果を踏まえて論文作成を遂行しつつ、次なる検討としてのロボット支援下手術を考えたエネルギーデバイスの安全な使用方法について同様に検討しつつある。
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