Construction of evaluation system for force from devices in luminal tissue and consideration of guidelines for device selection
Project/Area Number |
21K12768
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90140:Medical technology assessment-related
|
Research Institution | National Institute of Health Sciences |
Principal Investigator |
岡本 吉弘 国立医薬品食品衛生研究所, 医療機器部, 室長 (40776027)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森脇 健司 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (50707213)
中村 匡徳 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20448046)
宿澤 孝太 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80647032)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | バルーンカテーテル / 血管 / 圧力 / Balloon / stent / vascular / pressure / catheter |
Outline of Research at the Start |
狭窄血管の拡張等に使用されるバルーンカテーテルは、血管内治療の様々な領域で使用され、硬さや機能の違いで多くの種類が存在する。一方で、バルーンカテーテルを拡張した際に、血管破裂、血管の解離などの不具合も報告されているが、原因を究明するために重要な情報である血管にかかる作用力については正確に把握されていない。そこで本研究では、バルーンから血管への面圧と、ずり応力を測定する評価系を構築する。この評価系を用いて血管形状や表面滑り特性の違いによりバルーンから血管が受ける作用力特性が異なるのかを明らかにし、合併症や不具合原因の究明、様々な症例に対するバルーンの硬さや長さの選択指針を作成することを目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、コンプライアントバルーンの拡張時に血管にかかる圧力の評価および部分狭窄部におけるノンコンプラアイアントバルーン拡張時の血管にかかる圧力の評価を実施した。 コンプライアントバルーンの評価では、大血管の一時閉塞用バルーンとしてφ32 ㎜のバルーンを用いて、血管径20 mmおよび30 mmにおける注入量と血管壁にかかる圧力の関係およびバルーン内圧と血管にかかる圧力の関係を定量的に評価した。同一径において、バルーンへの注入量と血管にかかる圧力の関係は指数関数的に増加し、バルーン内圧と血管にかかる圧力の関係は一次関数的に増加することすることを明らかにした。 部分狭窄部における血管かかる圧力の評価では、評価におけるバラツキの要因を検討し、高圧のかかるノンコンプライアントバルーンでの測定で圧力値が安定する改良を実施した。φ5 mm長さ40 ㎜のノンコンプライアントバルーンを用いて、中央部にφ4 mm長さ10 mmの狭窄部があるφ5 mm径の血管において狭窄部かかる圧力を測定し、本バルーンにおいては、バルーン内圧と同等の圧力がかかることを明らかにした。 局所的な圧力を測定するための小型のフィルム圧力センサーを用いた検討としては、圧力センサーの設置形状の影響を評価し、設置する場所の形状が、圧力とセンサーから出力される電圧の関係を確認し、形状の違いがその関係に影響することを把握し、測定する形状に合わせた校正を実施する等の対策を検討する必要があることが判明した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
部分狭窄における評価系の構築に時間を要し、屈曲部の評価系およびずり応力の評価系の検討・改良が遅れているため
|
Strategy for Future Research Activity |
部分狭窄における評価として、狭窄部長さおよび前後径の違いの影響について評価を実施する。屈曲部における評価およびずり応力の評価系の構築では、評価系の改良を実施後、血管形状の影響およびずり応力の測定を実施する予定であるが、装置の改造に必要な部品の調達状況等によっては、次年度で評価が終了しない場合がある。その場合は、屈曲部の影響評価を優先する。
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)