Project/Area Number |
21K12891
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 01060:History of arts-related
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Research Institution | Otemae University |
Principal Investigator |
増岡 亮 大手前大学, 建築&芸術学部, 准教授 (90781203)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | ミッド・センチュリー / ケース・スタディ・ハウス・プログラム / 規格化 / 空間像 / ケース・スタディ・ハウス / カリフォルニア・デザイン / アメリカ西海岸 / 空間構成 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,戦後アメリカ西海岸における建築を先導した建築家について,建築やインテリアデザインを中心に,各分野のデザインを統合的に分析や検証することで,彼らのデザイン思想および建築やインテリアデザインの特質,アメリカ西海岸の環境との呼応に関する先駆的な取り組み,および近代・現代デザイン史における影響を明らかにし,「カリフォルニア・デザイン」の現代的意義を開示するとともに,建築やインテリアデザインの意匠論的立場から,持続可能な現代的デザインへの新たな視座を提示するものである.
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Outline of Annual Research Achievements |
3年目である2023年度は、新型コロナ感染症の影響がおさまったため、アーカイブ訪問及び現地調査のための海外渡航を行った。海外渡航では研究対象の建築家の住宅作品に関する貴重な図面(平面図、立面図、断面図など)及び写真を収集することができた。特に、建築家のドローイング及びスケッチを収集できたことは、今後の研究に影響を与えるものと考えている。これらの資料を基に、研究の基礎資料として図面のデータ化(2D/3D)を行い、今後の研究の準備を進めることができました。また、2022年度と同様に、今年度も建築家ラファエル・ソリアノに関する研究を行った。特に、彼の建築思想を踏まえ、住宅作品における「外部空間」に着目した分析を行い、それらの研究成果を論文として取りまとめ投稿し、日本建築学会計画系論文集に掲載された。また、建築家クレイグ・エルウッドに関するこれまでの研究成果を翻訳論文として国際誌へ投稿するための準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は、アメリカ西海岸への渡航を行い、アーカイブ訪問や研究対象の建築作品の現地調査などを行い、貴重な資料を多数収集することができた。これらの資料を整理し、分析のための基礎資料の作成などを行うことに多くの時間を要したため、研究成果としての執筆および論文投稿ができなかったため、「やや遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の補助期間は2023年度末までだったが、新型コロナ感染症の影響などにより海外への渡航制限によるアーカイブ訪問・現地調査などが実行できなかったため、補助事業期間を延長し、2024年度も本研究課題を推進する。2023年度は海外渡航を行い、研究対象の建築家(ラファエル・ソリアノ、ピエール・コーニッグなど)のアーカイブでの資料収集および対象作品の現地調査を行い、貴重な研究資料を多数発見および収集することができたことは研究における一つの成果である。また、これらの収集資料の整理を行いながら、作品分析を行うための基礎資料を作成し、建築家の建築思想および空間構成の分析を行うための準備を進めている。次年度以降には、これらの資料をもとに分析を通じて得た成果を、日本建築学会での発表や論文投稿を行う予定である。また、2024年度も、2023年度に行えなかった海外のアーカイブや研究機関、住宅作品のオーナー等と密接に連絡をとり、渡航および現地調査を行うための準備を進めている。
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