Towards cultivation of multilingual competence involving English: A longitudinal investigation of Conversation-for Learning
Project/Area Number |
21K13051
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Waseda University (2022) Tokyo Institute of Technology (2021) |
Principal Investigator |
木村 大輔 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (00825523)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 会話分析 / 異文化コミュニケーション / リンガ・フランカとしての英語 / ランゲージ・エクスチェンジ / Decoloniality / 英語を軸とした多言語コミュニケーション / マルチモーダルな相互行為 / 学習を目的とした自由会話 / グローバル化 / Translanguaging / 共通語としての英語 / マルチリンガル / マルチモーダル / 通時的研究 |
Outline of Research at the Start |
人やモノ、情報の多国間の流れが活発化し、第二言語話者同士の英語を主体とした交流が一般的となった現代の英語教育においては、「英語を軸とした多言語コミュニケーション」という視点をもち、身の回りの言語・文化的多様性を教育に活用することが喫緊の課題であるといえる。そこで本研究では、日本人学生と外国人学生の交流の場において、両者の多言語コミュニケーション能力がいかに醸成されるのかを会話分析の手法を用いて通時的に探究する。また、分析結果をもとに教室活動で使用できる視聴覚資料を作成し、広く共有することで言語教育への還元を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、データ収集、分析、研究発表(ジャーナル論文・口頭発表)に注力した。それぞれの概要は以下の通りである。 ①やりとりの録画:会話における自然発生的な多言語・非言語リソースの使用、および相互行為中のアイデンティ構築の分析をするため、日本人学生と留学生間の自由会話のビデオ録画を行った。 ②インタビュー:参加学生の主観的な経験について掘り下げるため、参加者とのインタビューを行った。フォーカスグループインタビュー(座談会)の形式を取り、データ収集の中期、後期の計2度、それぞれのグループと話し合いの機会を持った。 ③実際のやり取りの振り返り(stimulated-recall sessions) :実際のやり取りの映像を見ながら特定の場面での言語使用について感じたことなどの共有をしてもらうことで、参加者の主観と客観的な分析の融合目指した。上記のフォーカスグループインタビューのうち、中期、後期の計2度において実施した。 ④データ分析:実際のやり取りの定性的分析にとりかかった。今年度は、分析の初期段階であるため、データの全体像を掴み、理論的な枠組みに鑑みて興味深い場面の選定に注力した。来年度はより精緻な分析を行うことで、分野への貢献と言語教育への還元を目指す。 ⑤ジャーナル論文・口頭発表:論文の執筆・口頭発表を通じて、関連する分野の動向や理論的枠組みに関する理解を進化させ、研究についてのフィードバックを得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度の遅れが影響しているため、全体的な進捗は若干後ろ倒しになっている。本年度に関して言えば、概ね計画どおりの進捗具合である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータ分析を進めるとともに、分析内容を用いた学術的貢献と最新の研究動向の把握のために学会参加・発表を積極的に行う。恒久的な貢献をするためにインパクトの高い学術論文の執筆に取り組む。それと並行して、言語教育へ還元を目指し、分析内容を用いてディスカッション用の視聴覚資料の作成を行い、インターネット上やワークショップを通じて広く公開する。また、研究内容と言語教育への応用の書籍化にも取り組み、社会への広い波及効果を生むことを目指す。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)