Project/Area Number |
21K13152
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 04010:Geography-related
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Research Institution | Kyoto Prefectural University (2022) Hokkaido Research Organization (2021) |
Principal Investigator |
中田 康隆 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (10827041)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 流域管理 / 土砂管理 / 海岸侵食 / UAV / Lidar / 土地利用 / 生態系 / 自然再生 / RTK-UAV |
Outline of Research at the Start |
世界的に進行する海岸侵食は、国土の減少を意味するだけでなく、海域と陸域のエコトーンに依存した多様な生物の生息場喪失に直結する。本研究では「流域での土砂動態」に着目し、砂浜海岸の侵食を促進する要因を明らかにする。第一に、全国の砂浜海岸の地形変化(主に侵食)を航空機レーザやドローンを用いて3次元で解析し、海岸侵食の現況を把握する。第二に、ダムデータを用いて、河川上流域からの土砂供給ポテンシャルの推定モデルを開発する。第三に、砂浜海岸の3次元地形変化と流域特性(土砂供給ポテンシャルを含む上流から沿岸までの幅広い環境要因)の関係を解明する。以上より、砂浜海岸の保全に向けた流域管理策について提言する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、砂浜海岸の3次元地形変化と流域特性(上流~沿岸までの幅広い環境要因)の関係を把握するため、本州・四国における10流域の河口の砂浜海岸を対象に、その地形変化をUAV(ドローン)と航空機レーザデータを用いて3次元解析を実施した。具体的には、土砂量等のデータが充実している国土交通省直轄ダム流域の河口の砂浜海岸を対象に、2022年10月から12月に位置精度の高いRTK-UAVにて空撮を実施し、3次元モデル(数値表層モデル(DSM)とオルソ画像)を作成した。空撮は高度100 mで自動航行で実施し、取得した画像の位置情報は、航空機レーザデータとの差分解析を行うため、後処理補正にて絶対座標に変換し、3次元モデルの作成に用いた。10流域の河口の砂浜海岸のモデルを作成した結果、数値表層モデルの解像度は約5 cm/ピクセル、オルソ画像の解像度は約3 cm/ピクセルで作成することができた。 北海道・本州・四国の約20流域を対象に、UAV-SfM-MVSで作成したDSMと航空機レーザーデータ由来のDSMを用いて、砂浜海岸の変化量を求めた。その結果、多くの砂浜海岸で特に砂丘において、侵食傾向が確認された。この変化量を目的変数とし、流域面積、森林率、人口密度等の流域特性を説明変数とし、GLM解析を実施した。その結果、人口密度の寄与率が高い傾向が見られ、人口密度が高い流域ほど、海岸砂丘が侵食傾向にあることがわかった。本結果は、約20流域のみを対象にしており、東北や九州のサンプルが少ない状況にあることから、今後はデータを追加し、解析精度を向上させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画において、研究期間の5年間で、全国の30流域を対象に調査・解析を実施する予定とし、砂浜海岸の3次元地形変化と流域特性の関係の解析については、4年目以降で実施する予定としている。当該年度は、当初の計画通り10流域の砂浜海岸の調査と3次元解析を実施できたことから、おおむね順調に進展していると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、本州・四国の10流域の砂浜海岸の調査・解析を実施した。次年度以降は、東北・九州を対象に年間5流域以上の砂浜海岸を対象に、UAVと航空機レーザデータを用いた地形変化の調査と解析を実施する予定である。
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