Model construction for an integrated approach to child abuse cases that treats both the internal and external worlds
Project/Area Number |
21K13484
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Doho University |
Principal Investigator |
千賀 則史 同朋大学, 社会福祉学部, 准教授(移行) (70803782)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 子ども虐待 / 子ども家庭福祉 / 児童相談所 / 社会的養護 / 統合的アプローチ / 心理療法統合 / ホロニカル・アプローチ / 協働 / 虐待 / 連携 / 質的研究 / 構造方程式モデリング |
Outline of Research at the Start |
本研究では、子ども虐待事例に対する内的世界と外的世界を共に扱う統合的アプローチのモデル構築を行うことを目的とする。具体的には、文献研究と質的研究によって子ども虐待事例への統合的アプローチの仮説を生成する。得られた仮説をもとに「子ども虐待版:統合的アプローチ測定尺度」ならびに「子ども家庭福祉への貢献感測定尺度」を開発し、「統合的アプローチと子ども家庭福祉への貢献感の関連性の強さ」を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、子ども虐待事例に対する内的世界と外的世界を共に扱う統合的アプローチのモデル構築を行うことを目的とする。具体的には、文献研究と質的研究によって子ども虐待事例への統合的アプローチの仮説を生成し、量的研究によって仮説を検証することで、子ども虐待事例に有効な統合的アプローチに関する示唆を得ることを目指す。2年目の2022年度は、1年目に実施した研究課題1の子ども虐待事例への統合的アプローチに関する文献研究に基づき、研究課題2として、質的研究による子ども虐待事例への統合的アプローチの仮説生成を行った。コロナ(COVID19)感染拡大の影響はあったものの、オンラインでの学会参加や対面だけではなく、オンラインインタビューを活用することで予定通り研究を進めることができたと思われる。具体的な研究成果は、以下の通りである。
1)International Society for the Prevention of Child Abuse & Neglectで「A practical report on an integrated approach to child abuse: Introduction to the holonical approach developed in Japan」という口頭発表をした。 2)『あたらしい日本の心理療法』(遠見書房)の第9章「ホロニカル・アプローチ」という章を共著で執筆した。 3)大学紀要『同朋福祉』に「学校心理臨床におけるホロニカル・アプローチの可能性:内的世界と外的世界を共に扱う心理社会的統合的アプローチ」という論文を投稿し、掲載された。 4)大学院紀要『閲蔵』に「子ども虐待への心理社会的統合的アプローチの意義と可能性」という論文を投稿し、掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年目の2022年度は、2021年度に研究倫理審査を受けた研究計画に従って、子ども虐待事例に携わるさまざまな支援者を対象としてインタビュー調査を行った。これらの調査結果を踏まえて、子ども虐待事例に対する内的世界と外的世界を共に扱う統合的アプローチの支援モデルの仮説生成を行った。具体的には、質的研究法の複線径路等至性アプローチ(TEA)により、統合的アプローチの支援プロセスのモデル化を試みた(研究①)。また、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)により、統合的アプローチの支援者の視点や姿勢についてモデル化を行った(研究②)。研究①および研究②の具体的な成果は、以下の通りである。
1)研究①として、内的世界と外的世界を共に扱う統合的アプローチであるホロニカル・アプローチの実践者にインタビュー調査を実施し、複線径路等至性アプローチ(TEA)で分析した。この研究成果は、TEA研究会で「子ども虐待への心理社会的統合的アプローチの支援プロセスに関する質的研究」として口頭発表した。 2)研究②として、子ども虐待に関連した臨床経験のある支援者20名にインタビュー調査を実施し、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)で分析を行った。この研究成果は、日本心理療法統合学会第3回年次大会で「子ども虐待事例への心理社会的統合的アプローチの理論化の試み」として研究発表した。
以上のように、2年目にあたる2022年度には、3年目以降に行う量的研究に向けた仮説を生成するための基礎となる質的研究を実施することができた。そのため、2年目の段階としては、おおむね順調に進展していると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の全体像としては、研究課題1の文献研究および研究課題2の質的研究によって子ども虐待事例への統合的アプローチの仮説を生成し、研究課題3で量的研究によって仮説を検証した上で、研究課題4で総合考察を行い、最終的には報告書としてまとめるという研究計画を考えている。 3年目にあたる2023年度は、研究課題3に取り組む。具体的には、研究課題1および2の研究成果から想定される子ども虐待への統合的アプローチの支援モデルに関する仮説に基づきアンケート調査票を作成し、大学の研究倫理委員会の審査を受ける。倫理委員会の承認が得られたら、児童相談所に質問紙を配布し、子ども虐待の支援を行う児童心理司、児童福祉司からデータを収集する。得られたデータは統計的に処理し、構造方程式モデリングを用いて検討することで尺度開発など実証的な研究を行う。 また、同時並行で、これまでの研究成果を学会発表や論文投稿という形でまとめていき、最終年度である4年目の研究へとつなげていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)