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Measurement of serum IgE and identification of allergens in seafood allergic patients

Research Project

Project/Area Number 21K13490
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

松本 舞  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (50835197)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords魚介アレルギー / 血清IgE / アレルゲン
Outline of Research at the Start

魚介アレルギーの主要抗原はそれぞれ種間で共通しているため、一度発症すると厳しい食事制限が必要となる。そのため、特に小児においては成長障害につながる恐れがある。しかし、抗原によっては種内・部位により含有量が異なること、加工方法により抗原性が低下することが知られている。魚介アレルギー患者のアレルゲンの同定が不十分なため、過度な食事制限や栄養障害が生じることは臨床上大きな問題である。
本研究は、未知のものも含めた抗原の同定や、抗原性の検討を行うことによりこの問題を解決しようとするものである。

Outline of Annual Research Achievements

魚アレルギーは成人の新規食物アレルギー発症の原因として上位を占めている。甲殻類についても7~19歳での食物アレルギー原因の第1位である。魚アレルギーの主要抗原はパルブアルブミン、コラーゲン、甲殻類や軟体動物はトロポミオシンである。これらはほぼ全ての魚に含まれ、甲殻類・軟体動物も種間でアレルゲンの相同性を示すことがあり、魚介アレルギーの患者は厳しい食事制限を余儀なくされることも多い。しかしながら原因抗原によっては魚種や部位により含有量が異なり、調理法によって抗原性が低下する可能性が示されている。このため、抗原の同定が適切な食事指導のために重要である。代表者は長崎大学水産学部の協力のもと、2019年より魚介アレルギーの抗原解析に携わっているが、イムノブロットの結果、既知のパルブアルブミンやコラーゲン以外にもバンドがみられる例を経験しており、未知のタンパクが抗原となっている可能性がある。このタンパクを同定し、臨床的な意義を検討することで、例えば加熱で変性するなどの既知の抗原と異なる性質のものであれば、本研究により患者のQOLの改善や健康障害の予防につながる可能性がある。本年度は魚介を摂取後にアレルギー症状が出現した4例の新規患者について、研究計画に沿って通常診療内で行う血液検査の際に追加で9mlほど採血し、長崎大学水産学部に血清を郵送し、IgEを標的としたELISAおよびイムノブロットを行った。これまでの検査で臨床と検査結果が乖離する症例も経験しており、その原因として検査試料の部位や加工状態の影響を考慮し、本年度は患者が皮膚テストのため持参した魚介も検査試料に追加して行った。また、昨年度までに既に検査を行い、臨床症状は出現するものの検査では反応がみられなかった甲殻アレルギー疑いの2例について、外部委託にて2次元のイムノブロットおよび質量分析で抗原について検討を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定通りELISA・イムノブロットで抗原解析・患者の食事指導を行った。また、外部委託にて二次元イムノブロット、質量分析にて抗原同定を行った。

Strategy for Future Research Activity

2024年4月~2025年5月までは産休・育休のため研究を中断する。
研究再開後は、新規症例については抗原同定をすすめるとともに、臨床上はアレルギーを疑うにも関わらず、ELISA,一次元のイムノブロットでは反応がない症例に関しては外部委託での二次元イムノブロット・質量分析によるタンパク同定を検討していく予定である。
また、同定されたタンパクについては、精製を検討し可能であれば、患者血清IgEとの反応性を確認し、実際の抗原性についても検討する予定である。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2023 2022

All Journal Article (1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 臨床各科 難渋症例から学ぶ診療のエッセンス(File 182) 魚類,甲殻類,軟体動物に対する小児の食物アレルギー2023

    • Author(s)
      松本舞, 室田浩之
    • Journal Title

      日本医事新報

      Volume: 5189号 Pages: 12-13

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 長崎県の魚介類アレルギー患者におけるIgE抗体の反応性.2022

    • Author(s)
      永井佑佳, 森崎仁美, 松本舞, 室田浩之, 濱田友貴
    • Organizer
      第118回日本食品衛生学会学術講演会
    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 長崎県における魚介類アレルギーに関わるIgG抗体の検索.2022

    • Author(s)
      永井佑佳, 森崎仁美, 松本舞, 室田浩之, 濱田友貴
    • Organizer
      第118回日本食品衛生学会学術講演会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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