Project/Area Number |
21K13577
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
坂田 桂一 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 講師 (80773366)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 技術教育 / 教材研究 / 高校工業科 / ライフストーリー / 教材開発 / 教師の力量形成 / 事例研究 / 教師教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究は技術教育に関わる教師の力量形成に関わる要因と課題について明らかにすることを目的とする。その上で,若手・中堅の技術科教師らへの支援の在り方について検討することを課題とする。 より具体的には若手・中堅・熟練の各段階にある教師を対象に,技術教育に関わる教師の力量形成を支えた要因や課題に関してインタビュー調査を行う。その上でその結果を個人の人生史にそって分析を行う。さらにそうして得られた知見をもとに教師らとともに教材開発を行いながらその支援の在り方について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、教師らを対象にしたライフスト-リ-的アプロ-チによって、中等技術教育に関わる教師の力量形成の要因と課題について明らかにすることにある。その上で,得られた知見に基づき,実際に教材開発をともに行っていく中で若手・中堅の技術科教師らへの支援のあり方について検討することを目的としている。 上記の目的に対し2023度は、大きくは次の2つのアプローチにより研究を行った。 第一に題材の考案に取り組んだ。聞き取り調査の中で単元・題材全体の考案や提起を要望する声があったことから、中学校技術・家庭科技術分野(以下、技術科と略記する)における一つの内容をとりあげ、その題材の考案に取り組んだ。より具体的には「B 生物育成の技術」の中でも食料生産や気候変動問題に焦点をあてた題材の考案を行った。考案にあたっては、教師の力量形成のプロセスを検討する観点から、技術科の免許取得を目指す学生らとともにその開発に取り組んだ。現職の技術科教員が集まる研究会にて考案した題材の計画を発表し、検討を行った。題材については概ね好評を得ることができた。今後、考案した題材については実践とその報告を検討している。 第二にインタビューや実地調査に基づく教職の選択や力量形成に関わる要因の検討である。より具体的には現職の技術科教員や高校工業科の教員らへインタビュー調査を行い、対象者らが技術教育に関わる教員となることを選択した要因や契機、教科運営上の課題等について調査を行った。また先進的な取り組みを行っている中学校、高校の実践について実地調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画の微細な変更はあるものの、当初の研究課題の実行に向けて着実に進めている。そのため上記の通り判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
現場教員との更なる協力関係を深め、教材研究、授業開発に取り組む。 また、本研究の課題の一つである技術教育に関わる教師のライフストーリー研究を引き続き進めていく。より具体的には、技術科の若手、中堅教師らを対象にききとり調査を行い、その力量形成に関わる要因や課題について検討する。
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