Project/Area Number |
21K13688
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
鈴木 豪 群馬大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (40802905)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | データの読み取り / 教科横断 / 教科の文脈 / 小・中学生 / 問題解決 / 小学生 / 中学生 / グラフの読み取り / 教科の影響 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,児童・生徒のデータの読み取りや表現と,各教科の関係を明らかにすることを目的とする。(a)各教科の学習について,児童・生徒が持っている認知,(b)特定の問題に対して,児童・生徒がどのような教科の知識等を喚起しながら解決しようとしているのか,(c)データの読み取りや表現を行う授業を,どのような(単一または複数の)教科をどのように意識づけながら実施することが,より効果的かについて検証を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの予備的なWeb調査およびインタビュー調査により,グラフの読み取り・解釈を伴う問題は,グラフが比較的多く登場すると思われる算数・数学や社会科の問題としてだけでなく,国語の問題として児童や生徒に解釈され得ることが示唆されている。 今年度は,日本の生徒の回答傾向がある程度明らかになっている国際学力調査(PISA調査)の問題を取り上げることとした。 まず,大学生を対象としてWeb調査による予備的な調査を実施した。その結果,国際学力調査において数学的リテラシーの課題として出題された課題が,国語や社会の課題として受け取られる可能性があることが確認された。 そこで,2024年2~3月に,中学生を対象として「特定の教科の問題である」という情報が,グラフの読み取り・解釈を行う問題の回答にどのように影響をするかを調査した。具体的には,過去の国際学力調査(PISA調査,数学的リテラシー調査)において,日本の生徒の正答率が低かったとされるグラフの読み取り・解釈課題について,「数学」・「社会」・「国語」の問題として解答させる3種類の質問紙を作成し,無作為に配布した。また,冊子には,生徒が各教科をどの程度,得意・不得意と思っているのか,および意味理解志向・暗記再生志向学習観の学習観尺度も掲載されている。これらのデータを統制要因としつつ,「特定の教科である」という情報が,生徒の回答に与える影響を分析する。 なお,現時点では,集計・分析を行っている段階である。分析結果は,2024年度中に日本教育工学会,日本発達心理学会などの学術大会において発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究開始直後は新型コロナウイルスの流行が収まっておらず,その後も散発的に学級閉鎖や学年閉鎖が研究協力校で発生し,当初に予定していた調査等が部分的に実施できていない。 研究機関を延長することができたので,これまでの結果を踏まえつつ,新規調査を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに主に国際学力調査(PISA調査)で出題され,日本の生徒による回答傾向がある程度明らかになっている課題を中心に検討してきた。今後は,問題の種類や対象学年を広げ,知見の精緻化・一般化を目指す。 また,既に実施した調査においては,学会大会発表を経て,査読付き学会誌に投稿する。
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