Project/Area Number |
21K13724
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
佐藤 友哉 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (70721900)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 認知行動療法 / エクスポージャー / 消去 / 般化 |
Outline of Research at the Start |
不安症に対する認知行動療法において中核的な介入技法であるエクスポージャーの課題として,介入効果の般化の難しさが挙げられる。そのため,「介入効果の般化を促進する方略」が必要であるが,その大半が専門家の経験に委ねられており,エビデンスに基づいた介入プログラムはほとんどない。そこで,本研究は,エクスポージャーにおける「介入効果の般化を促進する方略」に関して,現在蓄積されつつある基礎研究の知見を包括的に整理し,介入プログラムを開発することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
不安症に対する認知行動療法において中核的な介入技法であるエクスポージャーの課題として,介入効果の般化の難しさが挙げられる。そのため,エクスポージャーにおける「介入効果の般化を促進する方略」が必要であるが,その大半が専門家の経験に委ねられており,エビデンスに基づいた介入プログラムはほとんどない。近年では,エクスポージャーの治療機序とされる「消去」に関する基礎研究において,消去の般化を促進する方略に関するエビデンスが蓄積されつつある。そこで,本研究課題は,基礎研究の知見を包括的に整理し,エクスポージャーにおける「介入効果の般化を促進する方略」を明らかにし,その介入プログラムを開発することを目的とする。 研究(1)消去の般化に関する基礎研究のシステマティックレビューおよびメタ分析,研究(2)基礎研究の知見を応用した「介入効果の般化を促進する方略」の有効性の検討,研究(3)エクスポージャーにおける介入効果の般化促進プログラムの開発と有効性の検討,を計画していた。 研究(1)については,消去の般化に関する基礎研究についての文献収集を行い,システマティックレビューおよびメタアナリシスを実施した。メタアナリシスの結果,(a)抽出された「消去の般化を促進する方略」に関する文献数は十分でないこと,(b)当該方略の効果量は,方略間でばらつきがあり,全体として十分に高いとは言えないこと,が示唆された。また,研究(2)については,研究(1)のシステマティックレビューおよびメタ分析の進捗状況を踏まえて,「介入効果の般化を促進する方略」について再度立案を試みた。また,研究(1)で課題とされた「介入効果の般化を促進する方略」の効果のばらつきを説明しうる概念として,「回避行動」および「予期妨害」に着目し,最新の研究動向を整理した。研究(3)は,研究(1)の結果に基づいて実施されるため,実施できなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の予定では,研究(1)のシステマティックレビューおよびメタ分析の結果に基づき,研究(2)の「介入効果の般化を促進する方略」を立案する予定であったが,メタアナリシスの結果,高い効果量を有する方略が想定より少なかったため,研究(2)の計画を再立案する必要があった。また,研究(2)の計画を再立案するために行った研究動向の整理に想定よりも時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は,研究(1)のシステマティックレビューおよびメタ分析の結果をまとめるとともに,研究(2)の「介入効果の般化を促進する方略」の立案およびデータ収集を試みる。なお,研究(1)については,一度目の文献収集から時間が経過したため,二度目の文献収集を行い,最新の研究動向を反映させる。
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