径方向に振動する電磁アクチュエータを用いた交流モータのトルクリップル低減法の構築
Project/Area Number |
21K14135
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 21010:Power engineering-related
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
加藤 雅之 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (20851265)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | トルクリップル抑制 / トルクリップル / 交流モータ / リニアアクチュエータ / 電磁アクチュエータ / ソレノイドアクチュエータ / コリオリ力 / 振動アクチュエータ / SRモータ / ダンパ / メカトロニクス |
Outline of Research at the Start |
本研究では,交流モータのトルクリップルを低減させるためになされてきたハード・ソフト的解決の特長を兼備する全く新しいトルクリップル低減法を提案する.提案法では,半径方向に駆動できるリニア振動アクチュエータをロータ表面に取り付け,その運動により発生するコリオリ力を円周方向の減衰力として利用する.提案法は,サイズ・出力が異なる様々な交流モータへの応用が期待できる.
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は,ソレノイドアクチュエータを用いたばね振り子型の簡易検証装置を製作し,トルクリップル抑制法の実験検証を行った.モータの一定回転運動を考慮せず,振り子運動によりトルクリップルを模擬することで,円滑な実験検証が可能となった.振り子運動に同期した電流指令をマイコンからソレノイドアクチュエータに供給することでプランジャが加振され,結果的にコリオリ力が増加することでトルクリップルが抑制されることを実験的に確認した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初想定していた試験装置を簡易化することで,トルクリップル抑制原理が妥当かどうかを検証する装置として正しく機能したため.
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Strategy for Future Research Activity |
交流モータの回転子上に配したリニア電磁アクチュエータによるトルクリップル抑制法を検証するために,新たに試験装置を製作する.具体的には,回転子を模擬した回転円板上にリニア振動アクチュエータを設置し,DCモータに交流+直流電流を印加することでトルクリップルを模擬する.リニア振動アクチュエータに取り付けられた加速度ピックアップからの加速度信号をスリップリングを経由してマイコン側にフィードバックする.マイコンで演算された電流指令はスリップリングを経由してリニア振動アクチュエータに印加され,トルクリップルを抑制する.試験装置は部分的に製作が済んでおり,2023年度中に実験検証を完了させることを見込んでいる.
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)