Project/Area Number |
21K15335
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 48010:Anatomy-related
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
近澤 研郎 自治医科大学, 医学部, 学内准教授 (90772989)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 広汎子宮全摘術 / 骨盤神経叢 / 解剖学 / 神経温存 / Denovilliers筋膜 / 膀胱下腹筋膜 / 婦人科手術 |
Outline of Research at the Start |
子宮頸癌に対する広汎子宮全摘術は、根治性が高いものの排尿障害がしばしば生じる。女性では、膀胱枝と下腹神経の関係の論文が数編存在しているが、膜解剖の詳細が不明である。 本研究では、女性の下腹神経前筋膜と、非尿生殖器への支配神経との関係を明らかにする ①下腹神経前筋膜と泌尿生殖器の支配神経の位置関係を男性と比較する、②静脈に染色したシリコンを入れ、神経とのコントラストを明確化す、③腹膜下筋膜・神経・脈管との組織学的境界を多数の染色法を用いて調べ、安全な神経温存のメルクマールになる剥離ラインを明らかにしたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
女性の骨盤神経叢から臓器への枝葉、Denovilliers筋膜により、腹側は膀胱・子宮腟上部に、背側は腟下部・直腸に分けられることがわかった。Denovilliers筋膜が神経を分けるランドマークとして応用できることがわかった。 広汎子宮全摘術で温存すべき膀胱神経は,Denonvilliers筋膜のすぐ腹側のものであり、3コースに分かれることを、Gynecol Oncol. 2024 Jan 24;184:1-7.に発表した。
また、解剖の過程で派生的に膀胱下腹筋膜が骨盤外側のリンパ節を区画することがわかり、そのことを応用したENbloc郭清に関する手術テクニックが確立された。血管損傷を避けることのできる、リンパ節の取り残しを予防することができる、閉鎖神経損傷を避けることのできる有用な方法であり、Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2021 Nov:266:7-8. doi: 10.1016/j.ejogrb.2021.09.002.に発表した。
神経のコース分類から、実際の手術法について、解剖から臨床への提言ができそうであり、それに関しては手術動画を交えた動画論文、Surgeon's cornerとして論文を作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
目標としていた研究計画通りに結果が出て、論文を1本出版することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
Denovilliers筋膜の外側の解剖を行い、そちらの視点からのコース分類が可能かを検討する。
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