Project/Area Number |
21K15409
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 49020:Human pathology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
佐伯 春美 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20535603)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 卵巣癌 / エストロゲン受容体 / マクロファージ / 腫瘍浸潤リンパ球 / エストロゲン / 癌微小環境 |
Outline of Research at the Start |
卵巣癌は子宮内膜癌や乳癌に比べて、エストロゲンの作用と癌発生との関連性が未だ不明であり、抗エストロゲン剤等のホルモン療法は行われていない。一方で近年、癌細胞のみではなく、その周囲の癌微小環境も治療のターゲットとして注目されている。 本研究では卵巣癌におけるエストロゲンシグナル伝達とマクロファージを主体とした癌微小環境に着目し、エストロゲンが腫瘍免疫に及ぼす影響と関連性を明らかにするため、卵巣癌細胞におけるエストロゲン受容体の発現とシグナル活性、癌微小環境の解析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
癌微小環境は、癌細胞のみではなく、腫瘍浸潤リンパ球を始めとした新たな癌治療のターゲットとして、近年、注目され、免疫チェックポイント阻害剤が多くの癌腫に対して治療に使用されている。しかしながら、卵巣癌においては奏効率が他の癌に比較し低く、十分な効果を挙げているとは言えないのが現状である。 本研究では、卵巣癌における癌微小環境と女性ホルモンであるエストロゲンのシグナル伝達との関係を明らかにすることを目的としている。卵巣の上皮性悪性腫瘍は主に4つの組織型 (漿液性癌、粘液性癌、類内膜癌、明細胞癌)に分類されるが、その発生機序は大きく異なり、エストロゲン受容体蛋白発現の有無にも違いがあることから、癌微小環境に与える影響や状態が異なることを考えた。 そこで卵巣の上皮性悪性腫瘍についてtissue maicroarrayを用い、組織型毎にエストロゲン受容体 (ERα, GPER)蛋白発現の有無ならびに間質に浸潤する免疫担当細胞 (M1, M2マクロファージ)の浸潤程度を比較検討した。また、一部の症例に対し、nCounter解析システムを用い、癌微小環境に関連する遺伝子解析を行い、エストロゲン受容体蛋白発現の有無により分類した際に有意差がある遺伝子が複数抽出された。現在は、エストロゲン関連の遺伝子発現との相関や、より多くの症例における発現を遺伝子発現解析ならびに免疫組織化学染色により裏付けを行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
遺伝子発現解析結果の裏付け、検証がまだ十分ではなく、追加で検討を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床病理学的背景ならびに免疫染色、遺伝子発現解析結果との相関をまとめ、結果を国際誌の発表する。
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