CAR-T細胞・BiTEの直接比較に基づく前臨床スクリーニングモデルの構築
Project/Area Number |
21K15569
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 50020:Tumor diagnostics and therapeutics-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
丸田 雅樹 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10895866)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | CAR-T細胞 / BiTE / 腫瘍免疫学 / マウスモデル |
Outline of Research at the Start |
がん免疫細胞療法としてCAR-T細胞療法およびBiTE療法は有望な治療法であるが、腫瘍免疫学的機序や分子学的比較といった臨床決断に資する基礎的観察に乏しい。 本研究では、高い精度でのCAR-T細胞療法とBiTE療法のin vivo直接比較実験系を確立し、治療選択における臨床決断に資する基礎的観察の充実を目指す。さらに、造血器悪性腫瘍患者における免疫細胞療法のスクリーニングやファインチューニングに応用可能なプラットフォームの構築を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、新たな患者由来骨髄腫細胞を用いた骨髄腫モデルマウスにおいて、共通の抗体可変領域から作成したCAR-T細胞療法とBiTE療法の比較検討を行う ことで、CAR-T細胞やBiTEのin vivoでの動態や腫瘍免疫学的作用機序について検討するとともに、造血器悪性腫瘍患者における免疫細胞療法のスクリーニングやファインチューニングに応用可能なプラットフォームの構築を目指す。 初年度には、BRGhSマウスを本学動物実験施設に導入し安定したマウスコロニーを確立することに成功した。 また、患者由来骨髄腫細胞細胞を試験的に接種しマウス骨髄内に生着していることを確認した。 2年目の令和4年度は患者由来細胞の生着率を担保した骨髄腫モデルマウスを確立すべく調整を行う予定であったが研究を補助していた研究員の転勤に伴いin vivoの研究については保留となっている。現在は、in vitroの研究を先行する方針に切り替えて、患者由来骨髄腫細胞に関して標的とする抗原の発現量の検討と複数の抗原に対する抗体可変領域情報から特異的なCAR-T細胞・BiTE の作成に取り組んでいる。 最終的には上記のin vitro/in vivoの検討を組み合わせることで、T細胞の特異的活性化による腫瘍免疫療法のファインチューニングが可能な実験系の確立を目 標として継続する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
in vivoの実験では概ね予定通り患者由来モデルマウスを作成するために必要なステップを進めることができたが、上記の経緯によりin vitroの研究を先行する方針に変更している。 in vitroの実験については、患者由来骨髄腫細胞に関して標的とする抗原の発現量の検討を進めており、複数の抗原に対する抗体可変領域情報から特異的なCAR-T細胞・BiTEの作成に並行して取り組んでいる。研究全体としては当初の予定より進捗がやや遅れているものの、計画を修正しつつ研究実績として報告できるよう鋭意準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
in vivoの実験系においては、いくつかの条件を最適化することで再現性の高い骨髄腫モデルマウスの作成を目標として検討を続ける予定である。並行して、ヒト造血細胞の生着効率を高めるために機能欠失型変異をもつマウスとの交配を行うことでより生着効率を高めた患者由来疾患モデルマウスの確立を進めている。患者由来骨髄腫細胞の細胞数やストックしてある検体量に大きなばらつきがあることは今後解決すべき課題であり、初発時の臨床検体保存に関して患者の理解を得ながら検体保存を促進していく必要がある。 in vitroの実験については、我々のこれまでの研究により方法論は確立されているが、CARやBiTEの設計、細胞の培養、トランスダクションなど各ステップにそれなりの時間を要することから、今後はモデルとする抗原・抗体を絞り込んで検討を続ける必要がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)
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[Presentation] Development of novel immunotherapy for myeloma using a new BiTE-based modality.2021
Author(s)
Konishi, T., Ochi, T., Maruta, M., Tanimoto, K., Saitou, T., Imamura, T., Yasukawa, M., Takenaka, K.
Organizer
第83回日本血液学会学術集会
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