Development of objective indicators using eye movement abnormalities in complex PTSD
Project/Area Number |
21K15727
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Kobe Shinwa University (2023) Ritsumeikan University (2021-2022) |
Principal Investigator |
椎野 智子 神戸親和大学, 文学部, 教授 (10743594)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 眼球運動 / 複雑性PTSD / 心的外傷 / 客観的指標 / 視線解析 / 客観的診断指標 |
Outline of Research at the Start |
複雑性心的外傷後ストレス障害(複雑性PTSD)は2018年に公式診断として確立されたが、その病態解明や臨床応用へ繋がる研究成果は乏しい。PTSDにおいては眼球運動を用いた治療法が様々に開発されており、その症状と眼球運動の関連も示唆されている。本研究は複雑性PTSDをにおける特異的な眼球運動を同定し、心的外傷症状と特異的眼球運動の関連を解明する。具体的には、複雑性PTSD群と対照群を比較し、1)視線解析による特異的眼球運動の同定、2)心的外傷症状と眼球運動の関連解析、3)複雑性PTSDの客観的指標の確立を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は複雑性PTSDを対象に、追跡眼球運動課題などにおける視線を解析することにより、特異的な眼球運動を同定し、心的外傷症状と特異的眼球運動の関連を解明することを目的とする。方法としては、複雑性PTSD群と対照群を比較し、1)視線解析による特異的眼球運動の同定、2)心的外傷症状と眼球運動の関連解析、3)複雑性PTSDの客観的指標の確立を目指すものである。 今年度は、研究者が再度の所属機関変更となったことに伴い、また新たな研究環境の整備が必要となった。そこで、実験環境を再構築し、再構築した視線解析実験環境に即したプロトコルおよび解析プログラムへと修正を行った。さらにパイロット実験において複数の被験者データを取得し、より精度の高い解析を行うことができるように解析プログラムと実験環境や実験条件の修正を行った。また、今後の臨床場面への導入を視野に入れ、被験者に負荷の少ない実験環境と精度の高いデータ取得・解析の両立を目指してプロトコルを修正した。これによって、当初予定していた実験環境からは再度変更になったものの、本研究の目的を達成することができるように研究を進めることができたと言える。 なお、今年度も前年度までのCOVID-19の影響に加え、新たな研究環境の変更に伴う実験プロトコルの修正およびサンプリング体制の再構築のため、患者群のリクルートおよび実験データの取得には至らなかった。これに伴い、サンプリングおよび実験データの取得は次年度に実施する予定として研究計画を修正し、遂行していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度までのCOVID-19の影響に加え、研究者の再度の所属機関変更に伴い、新たな研究環境において実施可能となる実験計画への修正、実験環境の整備、実験プロトコルや解析プログラムの修正等が必要となった。 当初予期していた計画通りの実施には困難があったが、今後の研究遂行に必要な実験環境と解析プログラムの構築、またパイロットデータの取得を進めることができたため、次年度以降の研究遂行に向けて進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画からは若干の遅れはあるものの、本研究の遂行に向けて進んでいる。新たに構築した研究環境において、次年度も本研究計画に則り、遂行していく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)