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患者リンパ液とフローモデルを使用したリンパ系IVR用塞栓物質の網羅的探索

Research Project

Project/Area Number 21K15840
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 52040:Radiological sciences-related
Research InstitutionShizuoka Cancer Center Research Institute

Principal Investigator

雑賀 厚至  静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (10836175)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Keywordsリンパ流フローモデル / リンパ系IVR用塞栓物質
Outline of Research at the Start

術後のリンパ漏、乳糜胸水、乳糜腹水などに対する低侵襲の経皮的塞栓術は近年増加傾向にある。その塞栓物質として、塞栓効果の強い医療用の瞬間接着剤であるN-butyl-2-cyanoacrylateが使用されているが、 カテーテルが抜去できなくなるカテーテル遺残等のデメリットがある。リンパ系における新たな塞栓物質や硬化剤の特性を検討するために、実患者のリンパ液と自作のフローモデルを使用し、その有用性を網羅的に検討する。これにより、カテーテルによるリンパ管塞栓の治療選択が広がると考えられる。

Outline of Annual Research Achievements

リンパ回路の設定について: ポンプ装置と回路の設定については試行錯誤が必要であった。当初考えていたリンパ管モデルの硬質チューブはコネクターがないため、圧力計との接続が困難ということであった。そこで臨床で使用しているニプロエクステンションチューブ (PVC)に変更した。内腔: 1.1mmであり、当初考えていた末梢リンパ管相当 (外径: 1mm; 内径: 0.5mm)に近いため許容した。圧力計と延長チューブの間にYコネクターを介在させることで、塞栓物質を注入するためのカテーテル (計画通りの小児用カテーテル)の挿入が可能となった。

リンパ流の"閉塞"に関する評価について: リンパ回路が閉塞したと定義するための、圧力が一体どれくらいなのかをポンプ作成を依頼したフヨー株式会社と共同で検討した。ポンプを動かしながら、回路に取り付けたピンチコックを閉めると完全閉塞になる前は殆ど圧力が上がらず、ピンチコックを締め切ると圧が上がっていくことが分かった。つまり、圧上昇が起きた時点で完全閉塞になったいることが示唆された。完全閉塞状態が続いた上でポンプを動かし続けるとなお、圧上昇は続き、ポンプ拍動ができなくなるとプラトーになると思われた。この検討で、高い圧上昇を生じ得たことによりポンプ装置の一部 (モーターとギアボックスのジョイント部)に破損したため、修理の必要性が生じた。

これらの検討に予想より時間を要したため、実際のリンパ液での実験には移行できなかった。延長申請を行なった次年度移行に速やかに実験に移行できるようにする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

前述のごとく、リンパ回路の設定と回路の閉塞を定義する圧力の検討に予想より多い時間を要したため。

Strategy for Future Research Activity

回路の設定、閉塞圧の設定は終了した。次は、実際の患者リンパ液を使い、実験を進めるが、検体が確保できるよう、各科に周知、依頼をかけていく。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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