Project/Area Number |
21K15982
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022-2023) Osaka City University (2021) |
Principal Investigator |
沢田 明也 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (30804728)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 食道運動障害 |
Outline of Research at the Start |
食道運動障害は異常な食道蠕動によって、つかえ感や胸痛を生じる疾患である。食道蠕動には食道筋間神経叢(Auerbach神経叢)による制御が大きく関与するが、Spastic disordersにおける神経叢の異常は明らかにされていない。さらに近年アカラシアやSpastic disordersで好酸球浸潤が食道筋層、筋間神経叢に高率にみられることが報告され、食道運動障害が好酸球性消化管疾患の一亜型である可能性がある。本研究ではヒト食道筋層生検検体およびマウス好酸球性食道炎モデルを用いて食道筋間神経叢や筋層への好酸球浸潤がSpastic disordersを引き起こす機序を解明することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
Spasticな食道運動障害には3型食道アカラシアやdistal esophageal spasm、Hypercontractile esophagusが含まれるが、それらの食道運動障害の原因は解明されていない。本研究では病態解明のために食道運動機能において中心的役割を果たしている固有筋層及びその周囲の神経支配について詳細な解析を行うことを目的として、内視鏡的筋層切開術を受ける食道運動障害患者より同意を得た後、術中に筋層生検を行いサンプルの集積を行った。 収集した筋層検体に対して免疫染色を行い、好酸球や肥満細胞の分布について検討したが食道体部、下部食道括約筋のいずれにおいても細胞浸潤は軽度であった。しかし、一部のサンプルで浸潤が多いものも見られた。今後筋層生検検体に対して神経線維に対する免疫染色も加えることで好酸球や肥満細胞とのinteractionについて検討を行う予定である。 肥満細胞や好酸球の筋層への浸潤が食道運動障害に関与するという報告が散見されるが、本当に病的意義があるのかさらなる検討を進める必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究はspasticな食道運動障害を対象としているが、比較的稀なフェノタイプであるためサンプルの収集に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
食道体部の好酸球や肥満細胞浸潤が食道運動障害の病態にあまり関与していない可能性が示唆されたため、今後はトランスクリプトーム解析を含めたオミクス解析を行う予定である。
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