診療報酬データに加え他領域のレジストリ情報を用いた周術期腎不全の医療経済評価
Project/Area Number |
21K16194
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53040:Nephrology-related
|
Research Institution | The University of Tokyo (2022) Keio University (2021) |
Principal Investigator |
山本 博之 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80528852)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
|
Keywords | 腎不全 / 透析療法 / 手術 / コスト分析 / レジストリ / 周術期腎不全 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題では、診療レジストリなどの様々な大規模データを活用し、その詳細な臨床データを診療報酬データベースに追加する手法を用いて、術後腎不全や術後腎代替療法など周術期の腎領域を対象としてコストについての評価を行います。 期待される成果として、腎機能と術後急性腎不全・腎代替療法に関わるコストが明らかとな り、現場の医療資源配分を検討する上での重要情報となります。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題における最も重要な課題である、「①術前腎機能(eGFR)と術後の急性腎不全や腎代替療法実施の実態の評価、②術前腎機能(eGFR)と周術期・入院コストの関連性の評価」について、それぞれ研究プロジェクトを進めている。この点については、我が国の様々な大規模データベースを用いて、手術レジストリ・診療報酬データベースの双方の観点より、腎機能と術後急性腎不全・腎代替療法に関わるコストが明らかとなり、周術期腎領域の重要性をあらためて評価すること、そして可視化することを目的としている。 本研究課題の2022年度の進捗としては下記の状況である。 ①心臓外科領域など複数の領域で、腎機能や維持透析などの状態とアウトカムの関連性に関して、短期アウトカムだけでなく長期アウトカムに関してもターゲットとする形で、引き続き研究課題設定が進みつつある。これらの情報は本研究課題を推進する上で、基盤となりえると考えている。これらについては次年度も計画立案・解析・結果のとりまとめとフェーズを変えて推進していく予定である。 ②コスト面の分析については、予備解析が終了し、その結果を報告ができることとなった。予備解析の結果を踏まえて、さらにデータ量の拡大や検討項目の充実を考慮し、さらに進めていく方向である。こちらについては、データ利活用が可能な領域の拡大も含めて、さらなる推進に向け検討していく必要がある。 引き続き、可能な部分より着手して、進行していく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度の本研究課題の進捗については、新型コロナウイルス感染症の蔓延が引き続き、一部影響がみられた。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に基づき、拡大可能な部分も検討した上で推進していく方向である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)