Project/Area Number |
21K16208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
横田 憲二 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (20456651)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 皮膚悪性腫瘍 / 乳房外Paget病 / RNAシークエンス / 遺伝子プロファイリング / 乳房外ページェット病 |
Outline of Research at the Start |
乳房外ページェット病はこれまで体系的な研究があまり行われておらず、その起源が未だ確定していない等、未だ不明な事が多い。転移した際に有用な治療法も確立されていない。本研究の目的は、病変部におけるmRNAおよびnon-coding RNAの網羅的発現解析を行い、腫瘍分子生物学的知見を集積する事であり、その遺伝子発現プロファイリングのデータを解析することで、以下の点について検討する。 I.腫瘍細胞の由来;乳房外ページェット病は単一疾患であるのか、もしくは複数の病態の集合かII.乳房外ページェット病のトランスクリプトーム的特徴と診断マーカーの検索 III.癌化を成立させる異常シグナル経路、代謝経路の検討
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Outline of Annual Research Achievements |
乳房外Paget病は皮膚に発生する稀な腺癌であり、その起源となる細胞や発癌に関わる遺伝的変化など、十分明らかになっていない。同じく腺癌である乳癌では、その遺伝子発現プロファイリングから治療法を選択することが既に日常診療で行われている。乳房外Paget病は時に進行期となり治療に難渋する症例も経験され、治療法確立のためにも腫瘍分子生物学的知見の集積が急務である。本研究では乳房外Paget病の遺伝子プロファイリングを明らかにすることで、乳房外Paget病の起源や発癌に関わるシグナル、さらに診断・治療に結び付くマーカーを探索した。 まず、Pilot studyとして当科で2016年4月1日から2017年3月31日までに切除した乳房外Paget病4症例を解析した。既存のホルマリン固定パラフィン包埋組織標本(FFPE)において、腫瘍部および近傍の正常皮膚から全RNA解析を行い、トランスクリプトーム解析を行った。このうち1例において、表皮細胞のデスモソームを構成するデスモプラキンをコードしているmRNAが、正常部に比べて腫瘍部で増加していた。この腫瘍部を抗デスモプラキン抗体で免疫蛍光染色したが、腫瘍細胞は染色されず、デスモプラキンは乳房外Paget病と関わりはなかった。そのほかの3例については正常部と腫瘍部で有意な差を検出できなかった。差が検出されなかった原因として、①FFPE標本におけるRNAが劣化していたこと、②乳房外Paget病は主に表皮内に広く少数の細胞が分布する腫瘍であるため、腫瘍部として用いた検体にも必ずしも腫瘍が十分含まれていなかったことが考えられた。
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