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皮膚をとりまく環境因子がいかに制御性T細胞の誘導に関与するか

Research Project

Project/Area Number 21K16215
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 53050:Dermatology-related
Research InstitutionOsaka University (2023)
Nagoya City University (2021-2022)

Principal Investigator

鳥居 寛  大阪大学, 微生物病研究所, 特任助教(常勤) (10892721)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Keywords制御性T細胞 / 免疫寛容 / 紫外線 / 角化細胞
Outline of Research at the Start

T細胞の中でも制御性T細胞 (Treg) は、免疫を抑制する特殊なT細胞である。Tregにはnaturally occurring Treg (nTreg) という種類があり、nTregを増加させることは長年不明であった。しかし、マウスにおいて紫外線照射によりnTregが増加することが報告され、紫外線照射によって皮膚からサイトカインや自己抗原の放出、樹状細胞による抗原提示など、様々な条件が揃ったためと考えられた。つまり、紫外線を利用することでnTregを増加させる環境を作ることができた。そこで、どの紫外線波長が最もnTregを誘導するか検討し、皮膚の環境を解析したい。

Outline of Annual Research Achievements

初年度では、マウスの吸入麻酔の至適濃度や時間、波長別紫外線の最小紅斑線量 (MED) を決めることができた。また、ブロードバンドUVB照射によってマウスの皮膚にTregが誘導されることも確認することができ、以前の報告をリピートし実験の方向性を確認できた。マウスに紫外線照射するために毛を剃る必要があるが、その剃毛によって皮膚に存在する樹状細胞やT細胞への影響についても確認することができた。
その後、紫外線照射したマウスのリンパ節に存在する細胞を測定した。その中でもTregを染色し、紫外線の波長によってTregが増えるかどうか実験を行った。Tregには、naturally occurring Treg (nTreg) と、induced Treg (iTreg) の2種類が存在している。その2種類のTregを染色し、紫外線波長別にTregの割合の増減を確認した。また、脾臓の細胞においても同様の実験を行い、Tregの割合について解析を行った。
最終年度においては、波長別に紫外線照射したマウスの皮膚を採取し、角化細胞を培養することができた。そのマウス角化細胞から、Tregを誘導するケモカインやサイトカインの遺伝子発現と分泌タンパク質の変化について確認した。また、紫外線照射前後での皮膚の細菌叢の変化についても解析を行っている。紫外線照射したマウスのリンパ節からTregをソーティングし、RNA-seqにてトランスクリプトームの解析を行う予定であったが、十分な量のRNAを獲得することができておらず、現在は解決方法を模索中である。

Report

(3 results)
  • 2023 Annual Research Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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