Project/Area Number |
21K16254
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 54010:Hematology and medical oncology-related
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
上村 悠 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (10866875)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 慢性活動性EBウイルス病 / サイトカイン / バイオマーカー / 治療標的 / 病態解明 / CAEBV / 慢性活動性EBウイルス感染症 / サイトカインプロフィリング |
Outline of Research at the Start |
慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)は「炎症」と「がん」の二つの側面を持つ疾患である。炎症を制御し、造血幹細胞移植治療を行うことが完治を目指す唯一の方法であるが、炎症が起こるメカニズムや制御方法については未解明である。これまでの研究からサイトカインの過剰産生が炎症発症に関与すると考えられるため、末梢血中のサイトカインを網羅的に解析し、その産生メカニズム、病態への関与を解明し、CAEBV診療のバイオマーカー、治療法確立を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
全身性慢性活動性EBウイルス病(sCAEBV)は強い炎症症状を主症状とする稀な難治性疾患であり、進行した場合には血球貪食性リンパ組織球症(HLH)やリンパ腫を発症し致死的な経過を辿る。診断や治療効果判定に有用なバイオマーカーは十分に確立しておらず、病勢を適切に反映するバイオマーカーの開発が必要である。また、唯一の根治治療は造血幹細胞移植であるが、造血幹細胞移植時に肝障害やHLHなどの炎症症状をきたしている場合の予後は不良である。そのため、造血幹細胞移植前に炎症症状を適切に管理することのできる治療方法を確立する必要がある。 以上より、sCAEBVに対する適切なバイオマーカーや治療法の開発を目的とし、炎症症状に関わるサイトカインに着目しsCAEBV患者のサイトカインプロファイルを解析した。解析の結果、健常者と比較して有意に上昇しているサイトカインや治療前後で変動のあるサイトカインを抽出した。 上記の研究結果について2024年3月に韓国で行われたThe Joint 24th International Conference on Emerging Infectious Diseases in the Pacific Rim of the U.S.-Japan Cooperative Medical Sciences Program in collaboration with the 2nd International Symposium for Infectious Diseases Research Institutes Cooperation にて発表した。 国際研究会でsCAEBVに関する研究成果を発表することで疾患認知度を高め、診断率の上昇をもたらす他に研究活動の拡大が期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
既に全身性慢性活動性EBウイルス病(sCAEBV)患者の血漿を用いたサイトカインアレイの結果から新たなバイオマーカーや治療標的の候補としてIFN-γを抽出し論文として報告した。 さらにIFN-γよりもsCAEBVの診断に際して感度や特異度が高く、鋭敏に治療効果を反映するバイオマーカーを開発すべくサイトカインアレイの結果を再解析中である。また、治療標的となるサイトカインの検討も今後行う計画である。
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Strategy for Future Research Activity |
全身性慢性活動性EBウイルス病(sCAEBV)患者のサイトカインプロファイルを再解析した結果から、CXCL10を新たに有望なバイオマーカーと考えている。CXCL10の産生細胞やCXCL10の受容体であるCXCR4を発現している細胞を特定し病態への関与を明らかにする他、治療標的としての可能性について検討し日本血液学会での発表及び論文作成を計画している。
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