Project/Area Number |
21K16618
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56010:Neurosurgery-related
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
野村 俊介 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (40770996)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
|
Keywords | もやもや病 / RNF213 / VEGF / レアバリアント / 遺伝子 |
Outline of Research at the Start |
我々は、RNF213遺伝子の他のレアバリアントももやもや病と有意に関連することを報告し、p.R4810K以外のレアバリアントの脳梗塞発症リスクや若年発症などの重症度に有意に関連していることを示した。しかしながら、すべてのRNF213バリアントを解析しても、すべての臨床像が説明つくわけではなく、他の要因の影響も考えられた。今回、もやもや病においてRNF213バリアントに加えて、血管新生機序を代表する遺伝子であり脳卒中疾患や他疾患でも関連が示唆される、VEGFA遺伝子多型をgenotypingすることにより、病態発症・重症度への影響を検討し、バイオマーカーとしての可能性を探る。
|
Outline of Annual Research Achievements |
もやもや病患者のうち,RNF213 p.R4810Kと他のレアバリアントを有した全159例から,RNF213 p.R4810Kホモ変異が6例,レアバリアント保有者が17例であり,それらを除外した136例を本研究の対象した。サンガーシークエンスでVEGF-634G>Cをタイピングし,phenotypeと比較した. 解析は全体,成人のみ,小児のみにわけて比較し,各コホートのグループは-634 G>CのGG vs CG+CC(dominant) およびGG+CG vs CC(recessive)の2パターンに分類した. 全136例を対象としてと-634G>Cのタイプと臨床所見を解析したが,明らかな有意差を認めるものはなかった.次に,成人患者のみの84例を対象に同様の解析を行ったが,それも明らかな有意差を認める臨床所見はなかった.小児患者52例の解析では,-634G>CのCG orCCで両側例が多く,PCA involvementも多かった. RNF213変異だけでなく,VEGF-634G>Cがもやもや病患者,特に小児患者のphenotypeに影響を与えている可能性が示唆された.
|