IDH変異型アストロサイトーマの頭蓋内遠隔再発に関連する因子の同定
Project/Area Number |
21K16621
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56010:Neurosurgery-related
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
中江 俊介 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (20622971)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 神経膠腫 / 星細胞腫 / TP53 / 8q gain / 頭蓋内遠隔再発 / p53変異 |
Outline of Research at the Start |
①網羅的発現解析による遠隔再発関連遺伝子の同定:新鮮凍結組織が利用可能な症例では網羅的発現解析を行い、候補となる遺伝子を特定していく。 ②IDH変異型アストロサイトーマにおける+8qコピー数とc-myc発現との関連性:8q末端領域に位置する代表的なoncogeneであるc-myc発現と8qのコピー数増加レベルについて検証する。 ③GBMにおける頭蓋内遠隔再発とTP53変異、コピー数との関連性について:GBMでも遠隔再発症例は認めるため、GBMに対し網羅的コピー数解析を行う。GBMでもTP53変異を有する腫瘍は存在するため、TP53変異およびコピー数解析との再発様式の関連性について検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、神経膠腫にしばしば認める頭蓋内遠隔再発の責任遺伝子を同定することを意図している。先行研究結果から頭蓋内遠隔再発にはTP53変異または8q gainが関与していることがわかっている。 現在までに神経膠腫の摘出組織(新鮮凍結組織)に対し、TP53変異解析および次世代シーケンサーによるコピー数解析を行い、ターゲットとなる遺伝子のリストを作成しているが、TP53変異をもつ神経膠腫の頻度が想定以上に少なく、また再発患者も想定していたよりも少ないため、発現解析の段階に進めない状態となってしまっている。 もう少し該当症例が集まれば摘出組織に対し、網羅的発現解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上述のように、TP53変異をもつ神経膠腫の頻度が想定以上に少なく、また再発患者も想定していたよりも少ないことが予定より遅れている理由と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、神経膠腫の摘出組織に対し、TP53変異解析およびコピー数解析を行い、該当症例が集まったところで網羅的発現解析を行い、ターゲット遺伝子の候補をピックアップしていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)