Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
子宮が先天的に欠損している、後天的に子宮機能が傷害されているなど、子宮が原因で不妊になっている状態を子宮性不妊症という。不妊症の多くは治療可能となったが、未だ子宮性不妊症患者が挙児を得る方法はなく、治療法開発が急務である。近年、細胞を積層し任意の形の細胞塊を作成できる3Dバイオプリンターが開発され、軟骨や血管の再生医療に応用されている。3Dバイオプリンターによる臓器再生は自己細胞のみを用い、大きさ・形状の制約がないなど臓器再生に有利な点が多い。本研究ではヒトと解剖学的に類似する子宮を持つカニクイザルを用い、3Dバイオプリンターで作成した自己幹細胞集塊移植による子宮再生技術の開発を試みる。