Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Outline of Annual Research Achievements |
放射線単独治療を行った22例に対して、治療前から10Gy毎に採血を行い、ctHPVDNAを測定したところctHPVDNAの検出率は放射線治療が進むにつれて段階的に減少し、ctHPVDNAの中央値は40Gyで0 copies/mLとなった。40GyでctHPVDNAが検出されるものを“Rapid clearance”、残存するものを“Slow clearance”としたところ、“Rapid clearance”は12例全例で奏功し無再発生存していた。一方で“Slow clearance”は10例中3例で残存し、さらに別の1例では後に再発をきたした(Tanaka H et al, JCO Precis Oncol, 2023)。 新たに12例を対象に手術例での解析も行った。10例は根治手術が施行され、2例は原発巣検索目的の扁桃摘出が施行された。ctHPVDNAは手術前に12例中10例(83%)で検出され、手術後に12例中4例(2例は原発巣検索目的)で検出された。手術後にctHPVDNAが検出された症例のうち1例は深部断端陽性であった。他の1例は後に再発した症例で、術後に唾液中のHPVDNAを測定したところ陽性であり、時間経過とともに上昇した。最終的に舌根に病変が証明され、放射線治療後に唾液中のHPVDNAが消失したことから、複数体液を用いたリキッドバイオプイシーの有用性が示唆された。 2023年7月より海外留学のため、研究は中断するが、未発表データの論文発表にむけた準備は継続して行う。
|