頭頸部皮弁癌のゲノム解析による発癌メカニズムの解明
Project/Area Number |
21K16849
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
江口 紘太郎 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (60820785)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 皮弁癌 / 遊離皮弁再建術 / TP53 / ターゲットシーケンス / 扁平上皮癌 / 頭頸部再建手術 / ゲノム解析 |
Outline of Research at the Start |
がん患者の長期生存が期待できる時代となり、頭頸部再建術例において手術から一定期間経過後に再建皮弁部に発癌、すなわち『皮弁癌』を認める例が近年報告されている。本研究は、頭頸部再建皮弁部に発生した扁平上皮癌の組織検体をゲノム解析することで、皮弁癌の病理学的・分子生物学的特徴を明らかにし、治療を樹立することを目的としている。具体的には、申請者が持ち合わせている独自のコホートを使用し、初回治療時、皮弁癌診断時、ならびにその過程での生検時の組織検体を時系列にゲノム解析し、時間的な相違点を明らかにする。これにより皮弁癌の発癌メカニズムが明らかになり、予防・治療戦略の樹立が可能となる。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度までの皮弁癌の症例集積と臨床情報の解析が完了した。皮弁癌の次世代シーケンサーによるfull coverageでのTP53解析も完了した。 現在、上記ターゲットシーケンス結果を免疫染色結果と照らし合わせ、臨床的意義に関連した報告がin pressである。また、最終年度の課題として、TP53に限らずwhole exomeシーケンスにて皮弁癌の発がん機構を解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
令和4年度までの皮弁癌の症例集積と臨床情報の解析が完了した。皮弁癌の次世代シーケンサーによるfull coverageでのTP53解析も完了した。 現在、上記ターゲットシーケンス結果を免疫染色結果と照らし合わせ、臨床的意義に関連した報告がin pressである。また、最終年度の課題として、TP53に限らずwhole exomeシーケンスにて皮弁癌の発がん機構の解析を予定より早く開始できている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度の課題として、TP53に限らずwhole exomeシーケンスにて皮弁癌の発がん機構の解析を行う。並行して、さらなる症例集積を行い、最終的に皮弁癌に特徴的なシグネチャーを提示して論文発表することが目標である。これらの視点にたった既存研究は皆無である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)