Project/Area Number |
21K16963
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
木村 俊介 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 医員 (90880675)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | NiTi製ロータリーファイル / トルク / フォース / ニッケルチタン製ロータリーファイル / 垂直荷重 |
Outline of Research at the Start |
NiTiファイルを用いた根管形成において適切な駆動様式、上下動速度、上下動振幅、挿入圧などの操作パラメーターに関する指標を解明するため、本研究では、駆動様式やファイル挿入圧と挿入深度、速度を解析対象とし、自動測定システム(自作型自動根管形成・応力測定装置)による規格的かつ再現性の高い条件で根管形成を行い、駆動様式や操作パラメーターが根管追従性や形成中にファイルに生じる応力に及ぼす影響について、客観的評価を行う。その結果、NiTiファイルを用いた根管形成の安全性や効率に関わる多くの新知見の蓄積が期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
以下の研究内容について報告を行っている。 1.ニッケルチタンロータリーファイルのXPendoShaperファイルを用いて完全自動で異なる上下動振幅で根管模型に根管形成を行った。その時に生じたトルクおよび垂直荷重の測定、形成能力を評価し、上下動振幅の違いが根管形成が与える影響を評価し、疲労解除のメカニズムについて解析を行った。さらに異なるNiTiファイルであるReciproc Blueについても同様の実験、解析を行った。本研究結果は現在Journal of Endodontic投稿に向けて論文作成中である。
2. NiTiファイルのモーターの改良を行い、根管形成装置のステージの上下動運動の連動を行えるように改造を施した。具体的にはNiTiファイルに負荷がかかった際に、実際の臨床の術者の動きの状況を想定した特定の上下動運動を行うように改良した。現在実験は終了し、解析データをもとに本研究結果は現在Journal of Endodontic投稿に向けて論文作成中である。
3.各種NiTiファイルの機械的性質の解析:機械的性質の異なるNiTiファイル (Hyflex EDM, Hyflex CM, Twisted file, K3)について、既報 (Fangli et.al.2019) に従い、回転疲労試験、曲げ試験および示差走査熱量測定(DSC)を行い,各種NiTiファイルの機械的性質の解析を行った。本研究に関して、Jornal of dental science誌に投稿しアクセプトをしている。また、同様の実験条件で異なるNiTiファイル (Hyflex EDM, Hyflex CM, Vortex Blue, RE file CT, JIZAI, Mtwo)について異なる温度条件下で実験を行い、結果をBMC Oral Health誌にて投稿、アクセプトしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナの影響を受けたため、やや遅れ気味である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在行っている実験をまとめて、論文投稿を行う予定である。 引き続き当初の計画通りに研究を進行していく。
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